「図解塾」:図解「JAPAN」プロジェクト⑤。規定科目は「俳句」と「日本国憲法」。

図解塾:図解「JAPAN」プロジェクト⑤。規定科目は「俳句」と「日本国憲法」。

私の近況報告:福祉図解塾。PLAUD NOTE「林芙美子」。上野誠万葉集」。エマーソン「一語千金」。福富太郎「日本一」。石橋博良「気候」。吉岡弥生掛川」。小泉八雲「焼津」。

以下、塾生の学び。

  • 先生、みなさまお疲れさまでした。PLAUD NOTEを、さっそく楽しそうに使われていて、とても役にたちそうで良かったです。また、いろいろな方のライフワークについてのお話は、みな充実し愉しまれている方ばかり、まさに、アクティブ・シニアですね。『アクティブ・シニア革命』も、快活に、よく笑い、上機嫌に、過ごすためのヒントがちりばめられた雑誌になりそうな予感がしてまいりました。作りながら楽しめそうです。よろしくお願いいたします。 図解「JAPAN」プロジェクト。今回は、「俳句」と「日本国憲法」でした。「俳句」は、文字ばかりの文章で紙面が真っ黒になった文章を、図解で、五七五の流れを明確にあらわしていて、見やすかったです。数学的な図解でした。俳句の成り立ちを知ることができました。奥深いですね。「日本国憲法」は、図解することでさらに理解が進みました。単語はあちこちでばらばらに聞いていたけれどつながった感じです。実際の、数字を入れたり、文章書かれてから現在に起こったことを調べて書き足してみます。朝ドラ『虎に翼』のおかげで、すごいお題だけれどもおもしろく図解できました。次回からもどうぞよろしくお願いいたします。
  • 今日もありがとうございました。少し遅れて参加しましたが、近況報告も情報満載でした。昨日別のミーティングで参加できなかった福祉図解塾の報告、Proud Noteの使い勝手の良さ、万葉学者 上野誠のライフワーク、一語千金のエマーソン、小林亜星、石橋博良のウェザーニュースがグローバルに発展していること、キャバレーの福富太郎、焼津の小泉八雲記念館、梅原猛。それぞれで独立したセミナーの話題になるくらいのものでした。備忘録として2つのことを。「官公庁に予算を取りに行くのに図解を使う。担当者にとってもハードルが低くなり上司に説明しやすくなる。」「名言との対話は励ましと慰め。これは慈悲につながる。」本日の課題は「俳句」と「日本国憲法」でした。「俳句」の図は、歴史的経過を縦軸に取り、歌の形を対応がよく分かるように工夫されていて、感心しました。「日本国憲法」は、一番大切なことを真ん中に大きな文字で囲む図形も工夫して、「おしつけ憲法」などに対して「No!」と明確に書かれています。矢印と文字の大木ア、囲む図形の選び方が絶妙です。 久恒先生から,現在とのつながりを加えるというアドバイスがありました。確かに、現在を加えることによって生き生きとしたものになり、実感をもったものとなります。これは自分の番が来た時に心に留めておきたいと思います。
  • 久恒先生、みなさま、本日は図解塾ありがとうございました。はじめの近況報告の中に、「PLAUD NOTE」を試してみた話がありましたが、大変興味深く聞きました。かつて自分も会議録の文字起こしを数時間かけてやっていたことがあり、苦労しましたが、今や短時間に要約までやってしまうところに、大変驚きました。また会議録起こしだけでなく、いろいろな使い方がありそうだと感じました。本題の図解「JAPAN」プロジェクトは「俳句」と「日本国憲法」。「俳句」は今回私の担当で、詩人の高橋睦郎氏の文章を元に、日本の七五調の詩歌の歴史を古代から明治まで辿り、俳句が「文芸の頂点」となった経緯を理解することができました。原文では俳句の量産による質の低下も憂いられていましたが、意外にも諸外国にまで広がり、今や英語やドイツ語で俳句を楽しむといった動きもあるとのこと。逆に大きく広がっており、驚きました。現在の動きも図に追加したいと思います。 日本国憲法」は色川大吉氏の原文。図解はとても分かりやすく、日本国憲法の起草過程から、それが決して占領軍の押し付け、直訳などではなく、日本人の大きな夢・文化、戦禍を代償にした新しいアイデンティティであることなどが、文字の大きさや矢印、微妙な四角の使い分けなどで、クリヤに表現されていて素晴らしいと思いました。最後に知研イコール創刊ゼロ号の原稿を見せていただきました。色使いや文字の形などが目を引き、「アクティブ・シニア革命」をカラフルな感じで伝えることができそうで、とても楽しみです。次回もまたよろしくお願いします。
  • 6月の図解塾に参加しました。久恒先生、皆様、本当にありがとうございました。今回のテーマは「俳句」と「日本国憲法」でしたが、どちらもとても興味深く学ばせていただきました。俳句についての図解は、とても印象に残りました。俳句が、現在では英語による発音で575で表現されると言うことには驚き、世界中で俳句が楽しまれているという事はとても興味深かったです。 日本国憲法についての図解も非常に分かりやすかったです。私は、日本国憲法が、GHQによって1週間で作られた「押し付け憲法」と言う話も以前聞いたことがあり、急いで作った簡略化された憲法ではないかと思い込んでいました。しかし、今回の図解では様々な見解があり、複雑な背景があることがよくわかりました。今まで憲法の改正や自衛隊の海外派遣に関する問題など難しいと思っていた日本国憲法について、たった1枚の図解で、直感的に把握することができました。図解で対立する↔︎や、2重の四角で囲む強調する言葉が、うまく使われており、とても理解しやすかったです。図解でトヨタの博物館についての説明もありました。議論する前に行動する方針のトヨタの先進的な考え方がよくわかり、日本や世界の歴史と照らし合わせてトヨタの歴史も理解できる素晴らしい図解でした。とても興味深かったです。また、「アクティブ・シニア革命」の雑誌編集についても話がありました。シニア世代が新しい挑戦を楽しみ、充実した人生を送るためのヒントが詰まった内容で、とても興味を引かれました。特にタイトルのフォントが様々なフォントを使われており、そのフォントを見るだけでもとても楽しくなるような雑誌だと思いました。若い人から高齢の方まで幅広い世代の方が楽しめる雑誌だと思います。完成が待ち遠しいです。近況報告では、福祉図解塾の報告やアクティブシニアの会の睡眠や栄養に関することが学べる勉強会のお知らせなどどの内容も興味深かったです。次回も楽しみにしております。ありがとうございました。
  • 久恒先生、皆様、おつかれさまです。本日、図解塾。先ずは塾生の近況から。①司会を務めたセミナで、元東京キー局TV記者と出会った。仕事柄か幅広い見識で「アクティブシニア感」漂う魅力的な人物、今後「知研・イコール」活動へ誘いたし。②福祉図解塾を実施し反響から手応え実感。予算確保などの場面でキーマンを説得する際、図解が効く。はじめにハードルを下げる事、全員参加の求心力で巻き込み全員の英知を結集する事など効果絶大。と久恒先生から補足。一方久恒先生からは、a) 『PLAUD NOTE』の紹介、Chat  GPT連携のAIボイスレコーダで「録音」「文字起こし」「要約」全てを1台でこなす。言葉の重複削除のような今迄手作業だった長大な修正工程が無くなり、あっという間に要約文が完成。会議や講演会における議事録作りやまとめ作業に革命的な効率化が期待。試しに録音した1時間のラジオ番組みでは、50~100文字程度の20弱の短文が自動生成され、当事者はそれらの選択などの加工をするだけで良くそれ以降の創造的な作業に時間を割く事が出来る。当塾感想文作成にも強敵となるか?今後の普及に期待。 b) 上野誠氏(万葉学者64歳)の論考、『万葉集』注釈集を編さん中、ただ今半ば。ダメなものはダメと書く、専門家の納得よりも一般読者が楽しめる事を優先、ライフワークはいよいよ正念場。 c) エマーソン(米思想家、哲学者1803-1882) 快活・上機嫌を旨とする。報酬は「仕事の完成」…名言の役割とは「励まし」「慰め」と気付き、納得。小林亞聖(作曲家・俳優1932-2021)画家や小説家同様、作曲家も毎日手を動かし何かを創るという日々の鍛錬の継続が土台となり己を形成。…天才的タレントは努力の人。 d) 石橋博義(1947-2010、ウエザーニュース創業者)ビッグデータを駆使して気象予測の精度が飛躍的向上。小範囲の天気予報と地球環境変動の関連まで見えてくる。いち分野を知り尽くした成果が結実。 e) 福富太郎(実業家1931-2018)キャバレー王と呼ばれた男、一方で浮世絵コレクタとしては「戦後最高」との評判。日陰の業界にあっても、若くして「日本一になる」志を持ち続け成功。 f) 焼津の小泉八雲記念館(ラフカディオ・ハーン1850-1904)水泳が楽しめるので毎年避暑に訪れていた事が縁で焼津に記念館が出来たそう。地域とのフランクな付き合い、人柄がしのばれる。…さて本題。図解「Japan」プロジェクト、本日は2件。☆ #9 俳句:五文字・七文字の言葉の組み合わせが時代の流れに沿って変遷、平安時代に五七五七七のカタチ(短歌)に。江戸時代、複数の人が歌をつなげて遊ぶ連歌が流行り明治で俳句のカタチが完成(?)…松尾芭蕉は江戸の人物だったが関連は如何に?。今後の展望として著者は本文で衰退を危惧したが、一転現在では俳句・川柳がブームの様相、また海外でもHAIKUとして愛好者は世界規模に在り、ここは本文に無い重要ポイントとして共有出来ました。☆ #11 日本国憲法:明確な宣言でありながら、美しくやわらかな表現なのは、日本人による草案との事で納得、マッカーサー作と思いきや意外。太字や囲みでハイライトされた『国民の夢・アイデンティティ』『徹底平和主義』『非軍事面でアジアとの協力』といった骨格となるコトバは1947年制定後今年で77年が経過、本文では49年とあるがその後約30年弱が経過した現在の世相はどのような認識かを併せて考えると尚良いなど、ポイントが共有出来ました。知研イコール『アクティブシニア革命』の8ページ分制作にでは大詰めとなったゲラ版を共有頂きました。シニアというコトバの響きを真っ向否定するポップなフォントと鮮やかなページの色使い、「新孔子人生訓」の御旗を掲げる才女の躍動感あふれるイラストなど、本当に高い完成度にワクワク致しました。本日最後、に当方より報告させて頂きました「自由形課題」:『博物館』をご紹介いたします。「一人修学旅行」と銘打ち、愛知県トヨタ産業技術記念館トヨタ博物館への念願だった2泊3日はしご探訪を実行いたしました。「歴史に学び、モノづくりの大切さを未来へ伝える」志で30年以上前に開設した「先見性」、動物園・水族館などでは生き物が夫々の自然界で生きる環境に模して展示される事は一般認識と思いますがこれ同様、たとえ100年以上前の代物でも「動いてナンボ」の工作機械・自動車を観客に動かして見せ(動態展示)、その様子やそこから現在に至る技術の進化過程を圧倒的なリアル感で観客へ伝えている点が両館共通して非常に魅力的でした。当日の模様をまとめた図を添付させて頂きます、興奮が少しでも共有出来ますと幸いです。次回も宜しくお願い致します。有難うございました。

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「名言との対話」。6月5日。西野皓三「人生は呼吸で決まる」

西野 皓三(にしの こうぞう、1926年10月29日 - 2021年 6月5日)は、西野バレエ団創始者で西野流呼吸法・西野塾主催者。享年94。

大阪府出身。大阪市大医学部在学中に宝塚歌劇団男子部に入団。宝塚音楽学校でバレエ教師。ニューヨークのメトロポリタン・オペラ・バレエスクールに留学。

1953年に西野バレエ団を結成。金井克子由美かおる、奈美悦子らを擁する「レ・ガールズ」の伸びやかな姿はよく見かけたものだ。

1975年の50歳のときに、合気道に入門。植芝吉祥に師事し合気道師範。中国拳法師範となる。その後、西野流呼吸法を始める。東京、大阪に西野塾を開くき、小学生から90歳台までを教える。この塾では由美かおるも指導者として活動していた。

西野流呼吸法は「基本」と「対気」で構成される。基本は深い呼吸法の習得である。対気では1対1で生命エネルギーを交流しあう。この呼吸法では、体に触れていないのに相手が吹っ飛ぶことがあり、この不思議な映像で何度か見かけたことがある。

仙台時代の友人の富田秀夫さんがこの西野流呼吸法で永年修行をしていて、折に触れてよく聞いていた。富田さんが6年前の76歳の時に前立腺がんのステージ4と診断されたことがある。私も心配したが、大学では取り組んでいない免疫療法でわずか数か月でがん細胞がなくなるという奇跡を体験し、医学の学会でも報告されている。この不思議さの原因はわからないのだが、西野流呼吸法の実践で、体の細胞の免疫機能が強化されていたからではないかと言われている。

富田さんはこの西野流呼吸法の指導者でもある東北大学医学部の貫和敏博教授に毎週習っていた。貫和先生には私も一度会ったことがあり、西洋医学では解明できていない人体の不思議さの研究をしていると語っていた。

富田さんから、人間の脊髄に古来から埋め込まれた運動脳が眠っており、ある訓練によってそれが呼び起されて、相手の身体が吹っ飛ぶのだという貫和先生の見立てを今回教えてもらった。

人間という小宇宙には解明されていないことが多くある。医学の目覚ましい進歩はあるが、「生命」の不思議さの解明にはまだまだ届いてはいないことは、この西野流呼吸法の事例からもうかがえる。「呼吸」が大事だとは、体に関わるあらゆる訓練法でよく聞く。私もヨガを10年近くやっており、呼吸法が基本であることは身に染みている。

西野先生が創始した呼吸法の理論を記した著書『人生は「呼吸」で決まる』の題名を名言として採ることにした。体の隅々まで、つまり体を構成する細胞に届くまで深い呼吸をすることで生命エネルギーを活性化させることができる。そのことが私たちに与えらえた天寿を全うすることにつながるのであろう。 そう、理解しておこう。