史上最高の入学者数と、近来最高の就職実績

「名言との対話」3月25日。辰野金吾

  • 「一つもない。俺は一生懸命やったがダメだったなあ」
    • 晩年に長男から、本人がつくった多くの建築物の中で気に入った建物を聞かれたときの返答がこの言葉だった。
    • 建築家・辰野金吾の作品は、日本銀行本店、京都支店、小樽支店、大阪支店を始め、第一銀行、森岡銀行、朝鮮銀行、百三十八銀行、山口銀行、加島銀行などの金融機関などがあるが、最も有名なのは東京駅だろう。いずれもルネサンス系に辰野独特の手法を加えた作品が多く、辰野式と呼ばれている。赤レンガに白色のストライプが入り、賑やかなスカイラインが特徴だ。
    • 辰野は美術建築の概念をつくり、日本建築学の研究を行い、耐震建築学の創始を行った。つまり日本独自の建築学は辰野がつくったといえる。東京と大阪に建築事務所を構えて200棟を超える膨大な辰野式建築で、美術と建築の一体となった世界をを生んでいった。
    • 「俺は頭がよくない。だから人が一する時は二倍、二する時は四倍必ず努力してきた」と語っている。この人の人生は努力と戦いと挫折の連続の中で、少しづつ階段を駆け上がった人生だった。最初は平凡だが、じわじわと追い越していくというタイプであった。
    • 冒頭の言葉は、辰野金吾の志の高さをあらわす言葉とみたい。

多摩キャンパス

  • 10時40分:「大いなる多摩学会」準備委員会に出席。骨格が決まった。
  • 13時:JR東日本の人事部人材育成課長ら来訪。

九段サテライト:15時半

  • 大学運営会議。学長、理事長が出席。
    • 本年度最後の会議:組織のパフォーマンスの確認。予算のあり方。、、、、。

新宿京王プラザホテル:18時半

  • 多摩大学教職員懇親会。
    • 両学部合わせて史上最高の入学者数を迎える。両学部とも就職は近来最高の実績。パフォーマンスがいいので元気がみなぎったパーティとなった。
    • 私は乾杯の挨拶と、新人の紹介を担当。
    • 学長、理事長。グローバルスタディーズ学部の面々に声をかける。入試関係者、就職担当者にもねぎらい。
  • 帰りは樋口先生と喫茶で歓談。