新雑誌「イコール」創刊パーティが外苑前のシェアラウンジ神宮前内FlatBaseで盛大に行われました。
第一部。
- 『イコール』編集長の橘川さんの創刊の趣旨説明と来賓の紹介を兼ねたアジテーション。
- 私の『イコール』(知研責任編集)の「アクティブ・シニア革命」のアジテーション。「新しい世界の胚芽となるすてきな集団、すてきな関係のネットワーク、さまざまな場所で、さまざまな仕方で、いたるところで発芽させ、増殖し、ゆるやかに連合する」「一人の人間が、一年間をかけて一人だけ、ほんとうに深く共感する友人を得る、、、、100年で100億人。速い革命、、破壊する革命ではなく、創造する革命」
- 田原真人さんの『イコール』(田原責任編集)のアジテーション。
第二部は、ラウンジでの懇親の時間。緩やかな交流会。ラウンジのあちこちで新しい関係が生まれている。すてきなコミュニティの生成の瞬間。私も多くの新しい友人を得ました。
最後に、集合写真を撮って終了。毎回感じることだが、全国から集まったイベントスタッフのチームワークのよさに感心。ありがとうございます!
第一部の会場の様子。
名刺交換した方々。
終了後は、都築さん、垣内さんと居酒屋で懇親。
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朝はヨガ教室で1時間。
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「名言との対話」4月13日。小池滋「余はいかにして鉄道愛好者となりしか」
小池 滋(こいけ しげる、1931年7月15日 - 2023年4月13日)は、日本の英文学者。享年91。
東京都出身。東大文学部、大学院を経て、1959年から東京都立大学に奉職。1980年教授。1989年に退官し、東京女子大教授。2000年に退任。
19世紀ビクトリア朝文学を専攻。ディケンズの研究、コナン・どいるの「シャーロック・ホームズ全集」の翻訳、風刺新聞「パンチ」の翻訳も行った。イギリスの大衆文化に造詣が深い学者である。著作に「ロンドン」「ディケンズ」などがある。
小池滋という名前は英文学者としてよく知っていたが、一方で鉄道史の研究家としても多くの著作を発表している。文学作品の背景にある鉄道に関心が広がったのである。1979年刊行の『英国鉄道物語』は毎日出版文化賞を受賞するほど高い評価を得ている。
1977年から1年数か月、私はロンドンに駐在したが、事前に小池滋の著作などを読んでいる。私は滞在中に「英国経済とシェークスピア」を研究対象にした。小池滋はヴィクトリア朝時代に興味を持た。後に、親しくなったホームズ研究の河村幹夫先生(三菱商事の駐在員として英国に住んだ)と同じだった。国の勃興期には国力の総力を挙げて、インフラをつくり、文化も花開く。だから産業革命時代のヴィクトリア女王時代が面白いと小池滋も河村先生も考えたのだ。したがって、私が選んだシェークスピアより、ホームズの方が実りが多かったのだ。この点は今も残念に思っている。
幼いころから鉄道が好きだった小池滋は、本業である英国研究を深める中で、鉄道研究にものめり込んでいく。英国の鉄道保存運動、そして日本でも鉄道車両の保存運動にも参加している。
「鉄道」という対象は、多くの人を魅了してきた。鉄道マニア、鉄っちゃんの数は今も飛行機マニアに比べて圧倒的に多い。この名言との対話でも、鉄道を研究対象にした人を取り上げている。
『阿房列車』の内田百閒。『南蛮阿房第2列車』の阿川弘之。『時刻表2万キロ』を書いた時刻表極道の宮脇俊三。「鉄道院周遊俊妙居士」との戒名をもらった『気まぐれ列車』の種村直樹、、、。鉄道は旅行と結びついているため、こういう人たちの本には、愉快なエピソードが満載となっている。
2007年には小池滋は『余はいかにして鉄道愛好者となりしか』が刊行されている。ディケンズ研究の第一人者にして無類の鉄道マニアの自伝的作品である。豊富で多彩なエピソードや蘊蓄が語れられている。この本はまだ読んでいない。私もいつか『余はいかにして〇〇になりしか』という本を上梓したいものだ。その場合、〇〇は何になるだろうか、と空想する。