2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「大遺言書」シリーズ(語り森繁久彌・文久世光彦)を読むという贅沢

不思議な書である。森繁久彌が「語り」、久世光彦が「文」を書いたという形の本である。インタビューでもなければ、共著でもない。確かに久世光彦の文章なのだが、この二人の位置関係は、表紙や奥付で久世光彦の名前がほんの少しだけ下がっているところに現…