宮城大学開学10周年記念式典・記念講演−−−私は寺島実郎さんの係

宮城大学開学10周年記念式典が行われた。


午後1時から行われた記念式典は、宮城大学管弦楽団演奏、馬渡学長式辞、村井県知事挨拶、相沢県議会議長祝辞、中国大連大学趙学長祝辞、米国ハートネル大学バロー学長祝辞、仙台学長会議岩崎代表祝辞、来賓紹介、宮城大学開学10周年ステートメント宮城大学学歌「風上の息吹」斉唱、記念演舞・記念植樹というプログラム。

来賓では野田一夫初代学長もみえて旧知の方々との交流を楽しんでおられた。

(対応にあたっていただいた友人たちに感謝!)


15時からは記念講演。講師は寺島実郎宮城大学客員教授。財団法人日本総合研究所会長で三井物産戦略研究所長(三井物産常務執行役員)。寺島さんは中央教育審議会委員、日本経団連日本ロシア経済委員会ウクライナ研究会委員長、経済産業省産業構造審議会情報セキュリティ基本問題委員会委員長などの要職も兼ねている。

講演のテーマは「現代社会における知---これまでの10年、これからの10年」で、宮城大学の開学の97年前後から今日までの時代の動き、私生活主義と拝金主義を両輪とする団塊の世代論から表日本と裏日本の反転現象(現在、日本の太平洋沿岸地域は裏日本、日本海沿岸地域は表日本)まで示唆に富む内容で聴講者に深い感銘を与えた。


夕方5時過ぎからは近くの仙台ロイヤルパークホテルでのパーティ。伊藤副知事、県総務部長、アイリスオーヤマの大山社長、そして大連大学やハートネル大学の学長らがみえて華やかな雰囲気。事業構想、看護の教授陣はもちろんだが、食産業学部の先生たちとも交流ができてよかった。


私は、この日は講師の寺島実郎さんの係となって、4つの講演をすませて札幌から仙台空港に到着する寺島さんを出迎え、学内での対応、そして終了後は今度は仙台駅まで公用車で送るというスケジュールだったので、久しぶりに寺島さんといろいろな話もできた。寺島さんは帰京後は夜10時からのテレビ朝日報道ステーションに出演して北朝鮮問題への日本がなすべき対応などを独自の視点で語っている姿を観た。この人の役割の大きさと多忙ぶりははまた格別だ。