万歩運動の創始者は福沢諭吉?

このブログのタイトル「今日も生涯の一日なり」という言葉を発したのは福沢諭吉である。

それ以来、福沢の言動や事績についてアンテナが立って、折に触れて本を読んだり、関係のある場所を見たりするようになった。東京の銀座にも交詢社という福沢がつくったクラブの跡地もある。


福沢は「健康オタク」であった。今日はそのエピソードを紹介する。

身長は173センチで体重は67.5キロ。48歳の時に生命保険に申し込む時の計測では173.5センチ・70.2キロとあるから、中年になって少しふとったのだろうか。当時の平均身長は158.7センチだったから平均より15センチも高い。堂々たる体躯である。肺活量は5159立方センチ。



・起床は午前4時、就寝は午後10時。(見習いたい点である)


・運動は米つきと食後の居合い(居合いは一日2000本程度というから凄い運動量)


・乗馬を好み、馬に乗って時事新報社に出社(どういう姿だったのか見たい感じもする)


・毎朝、慶應の学生たちと一緒に6キロ歩き「散歩党」と称した。(万歩運動の創始者?)


・朝10時、娘3人を連れて歩いて東京を出発し、大森、川崎を経て午後5時半に神奈川に到着。

 歩くことは一家団欒にもっともよい方法と称していた。

  (夫婦での散歩をしているからよくわかる)


・元来、大食漢かつ大酒飲みだったが、中年からは節酒・節食。(牛飲馬食の胃)


・晩年は魚肉は一切やめ、粥に野菜、牛乳二合。(間食はしない主義)