10時から教授会。
体調不良の学部長にかわって議長をつとめることになった。座る位置が変わると見慣れている教授会の景色が違って見える。景色が違うと考えることも変化してくる。
次がつまっているので時間配分に気をつけながら、案件を淡々と処理していったので、時間通りに終了できた。
11時40分からは、秋卒業の学生8人を対象とした卒業式。こちらも卒業証書・学位記の授与を代行で行う。そして卒業生へ向けてはなむけの言葉を贈ることになった。
- 「現代の志塾」。志という言葉を胸に秘めて社会で活躍して欲しい。
- 「人間は書物のみでは悪魔になる。労働のみでは獣になる」(徳富蘆花)。就職しても本を読む習慣を意識せよ。
- 「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にしてはおかぬ」(小林一三)。一番詳しい人間になれ。
- 一生懸命に働くと「自由」が手に入る。信用のある人は組織の中でも自由だ。縁のあった企業で懸命に働き人生を切り拓いて欲しい。
こういう話をしたが、その後は、卒業生、父兄、教員、事務職員でお祝いのパーティ。立食のパーティでは、「下足番」と「自由」に対する反応があり、卒業生や若い同僚から話しかけられた。
帰りに寄った書店で「賢者は歴史から学ぶ」(文藝春秋スペシャル)と「昭和の遺書−55人の魂の記録」(梯 久美子)を購入。
夕刻、愛犬を連れて散歩をしたが、公園はそういう人と犬だらけだった。今日は土曜日だったのか。