万葉歌碑の旅ーー奈多宮の柿本人麻呂の歌を訪ねる

国東半島の大分空港の近くの奈多宮を訪ねる。
海水浴場で有名な奈多海岸に不思議な雰囲気のお宮がある。それが奈多宮だ。
母のライフワーク万葉歌碑の旅だ。
奈多宮は宇佐宮から5年後の天平元年にできているから、ずいぶんと歴史がある。

みかんの祖、田道間守公との書きつけがあrる。11代垂仁天皇の命で常世国に渡り10年2ヶ月後に橘樹8竿8縵を持ち帰ってこの地で没している。この地はみかんで有名であり、途中みかんを売っていたのに納得した。

御由緒書きには、奈多鑑基の娘が大友宗麟の正妻になったともある。

奈多宮からみる海の景色は絶景である。

柿本人麻呂が詠んだと言われる歌を書きつけた大きな歌碑。

あしびきする あまとみやらむ あくのうら
きよきありそをみにくこあを

綱を引く漁師と思われるのでは あくの浦(安岐の浦)のきよいあらいそを見に来た私を

この宮には、王陽明の天地万物一体論の碑文もある。
そもそも人間は天地の心 是を是とし、非を非とする心は人間が生まれながらにして誰でも持っている心〜良知ーがある。

中国の張横梁の言葉を記した碑文。
天地の為に心を立つ
住民の為に命を立つ
往聖の為に絶学を継ぐ
万世に為に太平を開く
ーーーー
第二次安倍内閣発足。