寺島文庫リレー塾は仁木芳人先生のコロナをめぐる最新事情でした。

寺島文庫リレー塾。講師は仁木芳人先生(昭和大学)。コロナ最新事情。

  • 世界:感染者2.7憶人。志望530万人。アメリカ「感染5000万人。志望80万人。ワクチン率60%」イギリス「1000万人超。ワクチン70%。規制緩和え大爆発か」独仏「ワクチン70%。死者は少ないが」。東欧「とんでもないレベル」ロシア「ワクチン低い。Vは有効性に国民が疑問」。韓国「ワクチン80%超。アストラゼ音かは有効性が低い。70%で大規模緩和が裏目
  • 日本「79%。始めたのが遅れたためまだ期限内。意識・行動が高い」ワクチン証明が重要。岸田政権は迅速・先手、経済には慎重。安定の間に医療体制の整備を。日本はアルファ株、デルタ株で失敗した。東京五輪はすべきでなかった。資源をコロナに集中すべきだった。大阪は4波で大失敗。緊急事態宣言が遅れた。医療崩壊。東京は4波では宣言を早めに出せた。5波は大波。なぜ終息したか? ワクチンと行動変容、それに周期説も。
  • オミクロン:50か所も変異、変異が多く油断はできない。感染力が強い。ワクチンの有効性は低下。毒性は低いという評価は早すぎる。日本はデルタ株はないところだから危ない。
  • 菅首相は大失敗した。自宅療養には驚いた。五輪選手村を収容施設にすべきだった。次の第6波にどう備えるか。軽症・無症状者をどう扱うかがテーマ。医療難民ゼロをどう実現するか。東京が準備が遅れている。ベッド増・ワクチン・ブースター摂取・検査。治療薬の効果には疑問あり。過去の検証。ベッド・人の手当・管理・ワクチン・検査。高齢者91%。打ちたくない人10%。政府がやってくれるか?
  • 不均衡マップは危険。アフリカ・途上国のワクチンを進める。さもなくば変異株が世界を襲う。
  • 治療薬5つ。飲み薬モルステラビル5日以内、30%しか。ファイザーも30%。アビガンの臨床はうまくいっていない。
  • 後遺症:未知の療育。感染しないこことが重要。
  • 感染症パンデミック:地球環境問題・温暖化。次のパンデミックは10年以内に1、2回。

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今日のヒント

宇野千代『私の幸福論』『生きる幸福 老いる幸福』(海竜社)

「私はいつも私流の幸福をみつけて生きてきた。幸福だけを願って生きてきた。幸福はどくにもある」

「95歳。私は生きる。ささやかな幸せをはりめぐらせて。今日から巣への希望をつなうでー」

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深呼吸学部

自分出版社。労働者協同組合法(2022年10月施行)。NPE。AIの部リスト文学賞。50万・10万。3月末まで。公開講方式。深呼吸新聞、明日発刊(柏市)。青山さん。自分新聞社。1万。3万。、、、

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「名言との対話」12月18日。小田島雄志「このまま運命に耐えて生きるか、運命と闘うか」

小田島 雄志(おだしま ゆうし、1930年昭和5年)12月18日 - )は、日本の英文学者演劇評論家

満州奉天市(現瀋陽市)生まれ。東大時代に坪内逍遥訳『シェイクスピア全集』や、続いて読んだ『ハムレット』の原書に感動し、シェイクスピア研究を志す。東大教授。

シェイクスピアの全戯曲37編の個人全訳に取り組み、1973年から「シェイクスピア全集」(全7巻,白水社)刊行開始。1980年に全作品を訳了した。シェイクスピアの個人全訳は、坪内逍遙についで2人目1980年芸術選奨文部大臣賞を受賞。 2002年文化功労者。

小田島雄志シェークスピア名言集』(岩波ジュニア新書)を読んだ。

小田島の好みで100本選び、解説と雑感を付加した本である。選んだ言葉はその人をあらわす。その中から私は次の言葉を選んでみた。

・終わりよければすべてよし。

・人間は、悪事をおこなう道具を目にすると、つい悪事をおこないたくなるものだ。

・、、、不幸というものは、耐える力が弱いと見てとると、そきに重くのしかかる。

・どんな荒れ狂う嵐の日にも時間はたつのだ。

・人間は習慣によってなんと変わるものか!

・人の一生は、善と悪とをより合わせた糸で編んだ網なのだ。

・、、、神々は、われわれを人間とするために、なんらかの欠点をお与えになる。

・人間の進化が定まるのは死を迎えてからだ。

他に、「幸福」についての名言も拾った。

・バラは香水となってその香りを残してこそ地上のしあわせを受けるのだ。

・こいつ(嫉妬)は緑色の目をした怪物で、人の心を餌食とし、それをもてあそぶのです。

・甘いものほどとりすぎるとすぐに飽きがくる。そして胸が悪くなるほど見るのもいやになる。

・名誉の道は非常にせまく。二人並んで通るほどの余裕はないのだ。

 

小田島雄志の名言。

「ぼくは、うぬぼれと卑下ではなく、自信と謙虚を内に秘めて生きていきたい」などがあるが、To be,or not to be,that is the question.というシェークスピアノ有名な言葉の翻訳を取る上げたい。「生か、死か」、「生きるべきか、死ぬべきか」との訳は知っているが、今まで意味はわからなかった。小田島雄志は、to beを「このまま運命に耐えて生きること」、not to beを「運命と闘うこと」、そしてそして無為に生きるか、現状を打破するかというように更に説明してくれた。この名訳で一気にわかった。シェークピア全集は、古稀で完訳した坪内逍遥小田島雄志、そして最近松岡和子が27年かけてシェーク全集を完訳したというニュースが話題になっている。