『名言の暦 大正から昭和編(誕生日)』(上巻・下巻)が届く。

「名言との対話」の2021年版が書籍の形としてまとまった。

昨年の2021年は「大正から昭和」にかけて生まれた人々のことを書いた。私の父母の世代だ。1月1日の三浦浩一(歌手)から12月31日の倉本聰(脚本家)まで366人の人生がある。太平洋戦争の敗戦と戦後の高度成長、バブルとその崩壊、平成、令和へと続く激動の時代を生き抜いた人々の生涯の軌跡がある。中には存命の方もいる。

その日が命日や誕生日の人のことを毎日書き、書籍の形としてまとめ始めたのは2016年からだから、6冊目になる。

『名言の暦』(大正から昭和へ)は、上巻338ページ、下巻359ページ、計697ページ。1ページが約800字だから、400字原稿用紙2枚。上下巻で約1400枚という計算だ。一冊分の容量を超えたので、初めて2分冊になった。一日3.8枚、1500字だから、約4枚と覚えておこう。

2020年「戦後命日編」(1月1日の地震学者の今村明恒から12月31日の医学者の渥美和彦まで)は625ページ(約1200枚)、2019年「平成命日編」(実業家の西川俊男から歌手の渡辺はま子まで)は513ページ(約1000枚)、であるから毎年増え続けていることになる。

2022年の今年は、私の祖父母の世代である「明治生まれ」の人を対象にしている。多くの分野の草創期に奮闘した人々の生涯とその気概に触れる毎日だ。

2016年の「命日編」、2017年「誕生日編」、2018年「平成命日編」、2019年「平成命日編2」、2020年「戦後命日編」、2021年「大正から昭和(誕生日)編」、2022年「明治誕生日編」と書きつづけてきた。来年はどの時代を対象とするか、思案中だ。

 

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比叡山宗教サミット35周「世界宗教者平和の祈りー気候変動と宗教者の貢献」の寺島実郎さんの基調講演のウェブ配信をみる。キリスト教イスラム教、日本からは神道、仏教、大本教黒住教、、、、など。

・立川で体のケア。

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「名言との対話」8月4日。田島ナビ「子・孫・曾孫・玄孫(やしゃご)・来孫(らいそん)」

田島 ナビ(たじま ナビ、1900年明治33年〉8月4日- 2018年平成30年〉4月21日)は、没年117歳の日本スーパーセンテナリアン

2017年9月15日以降死去するまで長寿世界一となっていた。人類史上5番目の長寿者である。2番目は日本人の田中力子(119歳)。死亡時点では日本史上最高齢及び世界史上3番目の長寿者であった。

鹿児島県大島郡出身。喜界島在住。夫との間に9人の子をもうけた(7男2女)。没した117歳時点で、85歳の子、79歳の孫、40歳の玄孫、6歳の来孫がいた。子孫は160人以上となっていた。

田島ナビは、19世紀の最後の年である1900年生まれであり、21世紀の2018年まで生きたから、3世紀を生き抜いたことになる。

因みに、田島ナビと同年生まれの1900年生まれの人をさがしてみた。細川隆元1994年死去。石坂洋次郎1986年。永田耕衣1997年。中村汀女1988年。山本丘人1986年。野呂栄太郎1934年。中谷宇吉郎1962年。永野重雄1984年。石坂洋次郎1986年。三好達治1964年。笠信太郎1967年。勅使河原蒼風1979年。稲垣足穂1977年。こうやって並べてみると、田島ナビの2018年で117歳という記録は当時としては異次元の長寿であることがよくわかる。

現在では孫、曾孫を見ることができるのは長寿のおかげであるといえるが、117歳の長寿ともなると、曾孫の子の玄孫(やしゃご)、その次の世代の来孫(らいそん)までみることできることになる。人生100年が平均になる超高齢化時代には、玄孫(やしゃご)、そして来孫(らいそん)をみることができる時代となるのである。