司馬遼太郎、孫正義、明治天皇、蟹瀬誠一をめぐる一日

今日は、講義とゼミがつまっている日。

9時からは、「マネジメントデザイン2」。この講義では偉人の生涯を解説し、受講生に人生のロールモデルを見つけてもらうという趣旨で授業を行っている。今回は「日本への回帰」という章の前半で、司馬遼太郎岡倉天心古賀政男柳宗悦を論じた。アンケートを読むと司馬遼太郎への関心が高い。

14時40分からは、「ビジネス情報デザインスタディ」。図解を学ぶ講義だが、3年生以上が受講生でもあり、就職活動に役立つ図解をテーマに授業を行った。企業経営者がホームページに掲載しているメッセージを題材に一枚の図解にし、それを全体発表するという趣向である。ソフトバンク孫正義社長、日産自動車のゴーン社長、ベネッセの福武会長、京王電鉄の加藤社長。企業の理念や広い活動領域を知ったというアンケートが多かった。

16時20分からは、2年生対象の顧客満足ゼミ。今年取り組んでいる旧聖蹟多摩記念館(明治天皇を顕彰)の調査とサービス改善のための提言のまとめが、佳境に入ってきたところだ。形が整ってきたので、出来上がりが楽しみだ。来年度のゼミは新2年生22名のエントリーがあったので、プロジェクトをいくつかまわすことになるだろう。

授業の合間に、企画広報、アドミッション、教務などの事務局職員と打ち合わせや調整。

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「すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい」(蟹瀬誠一&「知的生産向上委員会・三笠書房)が、明日あたりから書店に並ぶ。
最近の手帳ブームの中で、よく雑誌のインタビューを受けるが、この本も著者だけでなく、「第一線で活躍され、ベストセラーを生み出された方ばかり。オリジナリティ溢れるノウハウが満載だ」と蟹瀬さん(明治大学国際日本学部長)らがいうように、私を含め7人がインタビューに応えて割と大きなスペースをとっている。

  • レバレッジリーディング」の本田直之さん。「大切なのは、タイムマネジメントではなくセルフマネジメント」
  • 「「1日30分」を続けなさい!」の古市幸雄さん。「手帳に書く、ということは自分に新しいメッセージを送ること」
  • 私は、「手帳とは「人生の経営資源」を管理するためのツール」
  • 和田裕美の人に好かれる話し方」の和田裕美さん。「自然に「先を見る」ようになる。だから手帳で目標が達成できる」
  • 「社長が変われば社会が変わる」の石渡美奈さん。「どんなに忙しくても、手帳に書くのが楽しくなる秘訣」
  • 「「伝説の社員」になれ!」の土井英司さん。「固有名詞と数字の入っていない情報に価値はない」
  • 「「残業ゼロ」の仕事力」の吉越浩一郎さん。「デッドラインを決めれば、仕事は一日中はかどる」

蟹瀬さんの考えだけでなく、他の人の考えも一緒に読めるのがいい。多くの人に興味を持ってもらおうという編集方針だろう。