「知研フォーラム324号」

「知研フォーラム324号」が届く。

  • 3月11日は、寺島実郎さんの講演。「リベラル再生の基軸--平成第二四半期のあるべき改革とは」。
    • 5つの課題:1:対米関係の再設計と進化。2:グローバリズムの中での公正な分配の実現。3:平和国家精神の再起動--憲法9条の実体化。4:原子力再考、東芝・日立が深く関与した日米原子力共同体の実現をどうすつか。5:代議制民主主義の鍛え直し、税金で食べている人をいかにして減らすか。

  申し込み:tiken.org@nifty.com

  • 久恒啓一「電子出版体験記」。アマゾンkindleストアの圧勝。
  • 久恒啓一「日本型グローバル人材の条件」。アジア・ユーラシアを主たる対象とするグローバル・リーダー論。図解思考による日本独自の新しい国際言語のグローバルな舞台での活用。真の日本人になるべきである。
  • 池淵竜太郎「新しい通信教育「グローバル・リーダーコース」の反響について。
    • 企業トップや幹部層、管理職層が痛感している問題式や危機感に、本コースの主張が一つの解決策を提示しており、「こういう教材を待っていました」という声が多数あった。
    • 先進的なグローバル化への対応に取り組んでいる企業に受け入れてもらえるようになった。中部地方の大手自動車部品メーカーのリーダー候補者対象教材に採用。
  • 横路孝弘民主党最高顧問に聞く」(八木哲郎)
    • 安倍政権は集団的自衛権を行使できるようにしている。機密保護法とNSCNSCは暗殺、盗聴、住居侵入、逮捕、監禁などができる組織。
    • 特定秘密の範囲の拡大にチェックは働かない。何が秘密であるか、それ自体が秘密。憲法罪刑法定主義に違反。総理大臣には憲法尊重擁護義務があるのに違反。警備、原発情報は特定秘密になるから取材や反対運動も安全保障の範囲となる。表現の自由についても解釈いかんでも規制や処罰ができるようになる。
    • 集団的自衛権の行使。海外派兵、先制攻撃、敵地攻撃が解禁になる。武器輸出の禁止を解禁し経済の活性化をはかる。相互防衛条約を結ぶ必要がある。中国とフィリピンが軍事衝突したら日本は中国と全面戦争する可能性がある。戦死者がでるから自衛隊にいく人が減る。徴兵制度につながる。国のために死ぬことを教えなければならない。教科書検定教育委員会のあり方に政治の意見が貫徹していく。
    • 来年度予算は社会保障費をカットし、国民負担を増やす。高襟者は介護負担増、後期高齢者の医療負担は2割、難病や小児がん、小児結核は倍の負担になる。年金は今年度支給から3年で2・5%カット。
    • アベノミクス公共事業の拡大と金融緩和に過ぎない。年金や給与、最低賃金を引き上げれば消費に回る。自動車、住宅、介護などが波及効果が高い。
    • 安倍政権はそんなに長続きはしない。

その通りだと思うが、そういうことになったのは民主党のていたらくのせいだ。民主党の罪は重い。

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  • 年明けから始まる仕事に備えて、いくつかの懸案の課題を考え、整理する。
  • 原稿整理。