2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日光東照宮--「政を為すに徳を以てするは、たとえば北辰の其の所に居て、衆星の之に共(むか)ふが如し」(論語)。家康は北極星であった。

日光東照宮。 世界遺産・日光東照宮の「平成の大修理」が行われている。その中には国宝「陽明門」の修理工事があり、3月10日から4年ぶりに公開された。その直後に訪問する機会を得た。400年前の壮麗な姿を堪能した。一日中みていても飽きないことから「日暮…

多摩大T-Studioインターネット放送局「トレンドウオッチャー」第6回。 テーマ「日本未来学会の未来」(橘川幸夫・久恒啓一)

テレビを見ていると「人物」に関する特集が多いことに気づく。 南方熊楠 ・「学問は活物(いきもの)で書籍は糟粕だ」 ・「雨にけぶる 神島を見て 紀伊の国の 生みし南方熊楠を思ふ」(昭和天皇) ・南方熊楠顕彰館(和歌山県、田辺市) ・『新潮日本文学ア…

漱石山房記念館

「夏目漱石記念施設整備便り ともに創ろう、漱石山房記念館」第5号が届く。 整備基金に寄付をした人に届くチラシ。3月15日現在で1億225万5千円(2031件)の寄付が集まったとのこと。資料収集のために使われる。 2017年9月24日開館。新宿区早稲田(東西線早稲…

高峰秀子「おいしい人間」--大女優は名エッセストだった

高峰秀子「おいしい人間」(潮出版社)を読了。 「おいしい人間」(文春文庫)(文藝春秋) 神保町の古本屋街をブラブラして、本を買い込む。 その時の問題意識という目があるからだろうか、向こうから本のタイトルが飛び込んできた。一つは「漱石の俳句」、…

とちぎ歌麿館

とちぎ歌麿館。 江戸時代中期の浮世絵師・喜多川歌麿と栃木市のゆかりを中心とした記念館。 蔵を活かした記念館では歌麿とその時代の狂歌や浮世絵などの関連資料を展示している。 喜多川歌麿は1806年に没していることはわかっているが、生年はわからない。 …

浜田庄司参考館--「私の陶器の仕事は、京都で見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」

栃木県益子の浜田庄司参考館を訪問。 「私の陶器の仕事は、京都で見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」 30歳で益子に入り20年経って50歳でほぼ完成の域に達した。 3万坪の敷地の中に立つ。1977年開館。益子は浜田の理想の陶郷であった。 陶磁器…

九大法学部のクラス会。日本の歩みとともに歩き、翻弄された団塊世代の人生の軌跡がここにある。

10時半:仙台の阿部さんと息子の剛平君(多摩大2012年度卒)と新宿で。 ブレイン・ワークス社長の父親は「相伝選書」シリーズを刊行。裏山孟吉「生き甲斐は技能で切り拓く」。桜井みや子「それぞれの時を紡いで」。福田和弘「ほろ酔いゲタおやじの独り言」。…

大学改革ランキング全国1位。2学部1研究科とも史上最高の入学者数。

「副学長日誌・志塾の風」170324 多摩キャンパス 杉田先生:情報交換 杉本係長:戦略会議意見交換 九段サテライト 大学運営会議:2017年度多摩大学事業計画。名誉教授・客員教授称号授与。教員人事。2016年度文科省「私立大学改革総合支援事業」選定報告(全…

山本有三ふるさと記念館

山本有三ふるさと記念館。栃木市。 山本有三(1887-1974年)が、これほど有能で多彩な活動を送っていたとは知らなかった。大人物である。 三鷹の洋館である山本有三記念館には訪問したことはあるが、それほど強い印象は受けなかった。このふるさと記念館は…

教授会。大いなる多摩学会理事会。BS多摩企画運営委員会。NPO法人知的生産の技術研究会総会。

「副学長日誌・志塾の風」170322 9時半:高野課長:湘南の入学式、山梨、教職員懇親会、、、。 9時45分:ラウンジ:今泉先生、彩藤先生。グローバルスタディズ学部の安田学部長。 10時:学部運営委員会:教授会前の執行部の打ち合わせ 10時40分:教授会:201…

日本未来学会理事会

夕刻から、門前仲町の公益財団法人未来工学研究所にて開催された「日本未来学会」理事会に出席。 2018年に創立50周年を迎える学会。梅棹忠夫、小松左京、林雄二郎、加藤秀俊などが提唱した「未来学」をテーマとした学会。現在の会長は公文俊平先生。 http://…

2016年度卒業式

中津の文化総合誌「邪馬台」2017年春号が届く。 評論・詩・旅行記・随筆・随想・評伝・研究・短歌・川柳・俳句・創作。 私は随想に「読書悠々」を連載している。 13回目の今回は「追悼・弔辞・辞世・死生観・遺言・レクエイム(鎮魂)」。 嵐山光三郎「追悼…

万葉歌碑の旅

那須からの帰り。東北自動車道下りの佐野サービスエリアの万葉歌碑。 下野(しもつけの) 三毳(みかも)の山の 小楢(こなら)のす ま妙(ぐは)し児ろは 誰(た)が笥(け)か持たむ (作者)下野国の相聞往来の歌。民衆の中で歌われていた恋愛の歌。 (大…

日光市。

「日本の心の歌ミュージアム・船村徹記念館」を訪問。日光市。 道の駅に併設された記念館。 「別れの一本杉」「王将」「兄弟船」「なみだ船」「「女の港」「みだれ髪」などの名曲の作曲家である。 この人は社会活動もいい。演歌巡礼。刑務所訪問。作家。横綱…

佐野市。栃木市。益子町。那須町。

万葉自然公園かたくりの里(佐野市):三毳山。「下毛野みかもの山の小楢のすまぐはし児ろは誰がけか持たむ」 山本有三ふるさと記念館(栃木市):劇作家。小説家。教育者・文化人。政治家。「たった一人しかない自分をたった一度しかない一生を本当に生かさ…

佐倉順天堂記念館

佐倉順天堂記念館を訪問。 順天堂とは、「天の道にしたがう」、つまり自然の理に従うという意味である。 「佐倉順天堂」は1843年(天保14年)に蘭医・佐藤泰然が蘭医兼外科の診療所として創設したものである。当時の佐倉藩主は「西洋堀田」とあだなされる蘭…

小中陽太郎「上海物語 あるいはゾルゲ少年探偵団」

小中陽太郎「上海物語 あるいはゾルゲ少年探偵団」(未知谷)を読了。 「老人は夢を見、若者は幻を見る」(ヨエル書)。 著者は「少年の夢と老人の幻」を書いた。1930年代から始まる時代と、21世紀の現在を自由に往復しながら、「ゾルゲ事件」を題材に自由で…

伊藤左千夫--千葉県山武市歴史民俗資料館。

伊藤左千夫--千葉県山武市歴史民俗資料館。 「牛飼いが歌読む時に世の中のあたらしき歌おほひに起る」 「久々に家帰り見て故さとの今見る目には岡も河もよし」 「九十九里の波の遠鳴り日の光り青葉の村を一人来にけり」 歌にかかわる論争で軍門に降った4歳…

太田俊明「姥捨て山繁盛記」(第8回日経小説大賞受賞作)

太田俊明「姥捨て山繁盛記」(日本経済新聞出版社)を読了。 第8回日経小説大賞受賞作である。 高齢化。政権交代。ダム。認知症。雪山での自殺。施設。 ワイン。庭園写真美術館。奇跡の村。自給自足経済。 世代を超えた結束。使命感。、、、 「数珠つなぎに…

五十嵐健治洗濯資料館(白洋舍)

五十嵐健治洗濯資料館。 洗濯業界の最大手・白洋舍の創業者を記念した資料館を訪問。 白洋舍は、平成26年度で、売上げ465億、営業利益10億、経常利益11億、従業員は2000人規模。 一度講演で訪れたことのある下丸子のキャノン本社の向かいにの広い敷地の事業…

大学院学位授与式。博士2人。修士24人。

「副学長日誌・志塾の風」170311 品川キャンパス ・学長と懇談。「万葉歌の世界」を手交。 大学院学位授与式。博士2人、修士24人。 寺島学長:知の再武装。努力できる人たち。全体知。つながり、ひろがり、ふかさ。人的ネットワーク。中年の危機。使命感と出会…

多摩大インターネット放送局「T-Studio『名言との対話』:第14回は「水木しげる」。第15回は「花森安治」。

T-Studioの「久恒啓一の『名言との対話』」。 NHK朝の連続テレビ小説の主役級の二人を取り上げた。 第14回「水木しげる」:妖怪漫画の第一人者。太平洋戦争時、激戦地ラバウルで爆撃を受け、左腕を失う。おおらかに、好きな漫画の道で一生を食い…

安岡正篤「人物を創る」--小学と大学

安岡正篤実「人物を創る」のオーディオブックを聴き終わった(読了)。 安岡正篤「人物を創る-人間学講話「大学」「小学」」(プレジデント社) 人間学講話シリーズ。「小学」と「大学」を講義。 本も注文。 小学は、日常の立ち居振る舞いを論じたもの。聖人…

湯浅八郎記念館(国際基督教大学博物館)

湯浅八郎記念館。 国際基督教大学博物館にある、初代学長の湯浅八郎(1890-1981年)の記念館を訪問した。 同志社普通中学を卒業後、少年移民として単身で渡米。カリフォルニアの果樹園で働く。カンザス州立大学に入学し昆虫学を学ぶ。天涯無縁の苦学生とし…

文科省「私立大学等改革総合支援事業」の選定発表--4つすべて選定は多摩大を含む9大学。

文部科学省「私立大学等改革総合支援事業(平成28年度)」の選定が発表された。 多摩大は、今年度4つのタイプ全てで当該事業に選定された。昨年は3つのタイプが選定され、トップ5大学の次にランクされていた。 4つのタイプは「教育の質的転換」、「地域発展」…

大学院教員情報交換会

「副学長日誌・志塾の風170307」 多摩キャンパス 研究室:近藤秘書 高野課長:情報交換 品川キャンパス 野原さん:「青春記」「万葉歌の世界」を手交 大学院教員情報交換会 徳岡研究科長:大学院の現況:中年の危機。知の再武装。イノベーターシップ。修士号73…

熊谷恒子記念館--「かな書家」の第一人者「本建築は自力でしなければならぬ」

大田区立熊谷恒子記念館。 川端龍子記念館から歩いて数分の住宅街の高台に熊谷恒子が住んでいた住宅が記念館として開放されている。 この界隈は「馬込文士村」と呼ばれていた一角である。大正時代から昭和初期にかけて、山王から南馬込一帯に多くの文学者や…

川端龍子記念館---「画人生涯筆一管」

大田区立川端龍子記念館。 日本画家川端龍子(1885-1966年)は酉年生まれの守り本尊である不動明王を信奉していた。また庶子として届けられたことを知り、「俺は龍の落とした子なのだ」として、30歳前から「龍子」の画号を使った。 和歌山県生まれ。10歳、…

久恒啓一監修・久恒啓子著『女流歌人が詠み解く! 万葉歌の世界』(日本地域社会研究所)を発刊。

久恒啓一監修・久恒啓子著「女流歌人が詠み解く! 万葉歌の世界」(日本地域社会研究所)の見本が届いた。 3月に90歳の卒寿を迎える歌人である私の母の本。 「万葉集の庶民の歌」をライフワークとして、文献研究とフィールドワークで、書いた作品。 http://b…

安岡正篤「運命を開く」

徒歩通勤途上でみかけた白鷺。 安岡正篤「運命を開く-人間学講話」(プレジデント社)をオーディオブックで聞き終わり、さらに読了。人間学。耳で聞き、目で読む。 ・人間ができ、教養ができてこないと、よい挨拶よい辞令というものは出てこないものです。こ…