課題の明確化と解決案の深堀と責任者明示の実行計画

15時半:JMA(日本能率協会マネジメントセンター)の池淵さんが見えて、「図説力コース」の新教材を点検する。
3月中に完成する。

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先日会った俣野成敏さんからいただいた本を数冊読み終える。
シチズンに入社後、半世紀ぶりの赤字で30歳にしてリストラ候補となり、一念発起して在庫処分を担うメーカー直販店を社内起業し成功。2年後に33歳でグループ企業最年少役員に抜擢される。40歳で本体の上級顧問に就任。2012年に独立。
2012年より著書を数多く出版している。

この人は「プロフェッショナルサラリーマン」というキーワードでデビューしているが、内容は企業の中でしたたかに生き抜く仕事術と人間関係術が中心だ。20年近くの企業勤務経験から繰り出されるアドバイスやヒントには同じような経験をした身には共鳴できる部分が多い。若いサラリーマンが注目するのはよく理解できる。
会社を辞めずに、サラリーマンであることの特権を120%生かして自分の仕事にやりがいを持つビジネスパーソンをサラリーマンのプロフェッショナルと定義している。
相当な量の本を読み込んだ上で、咀嚼して自分なりの違うこなれた表現で語っている。

「プロは配属に文句を言わない」「プロは花形部門の行列に並ばない」「プロは意味のない作業を自ら葬り去る」「プロは人に関わる分野を効率化しない」「プロはダメ上司の3つの特徴を知っている」「プロは仕事の受け取り方がうまい」「プロは上司にとっての近所のコンビニであれ」「プロは事後報告を上手に行う」「プロとはくじを引き続けることのできる人である」「プロはレールからはみだす」「プロの仕事の報酬は仕事である」「プロは会議の書記を自ら引き受ける」「プロは○○長になる前からそれらしくふるまう」「プロは安全地帯から飛び出す」、、、。
「小さい組織でのリーダーになることが成長の近道」「余裕がない人には仕事はこない」「上司の依頼にはプラスアルファをつけてかえそう」

組織の中で成長していくための心構えとノウハウが書かれてある。
まさに「企業は学校である」。

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140307

新旧の委員長が参加の学部運営委員会を開催。
熱が入り、10時から13時15分という3時間を超える会議となった。
ほぼ全委員会が各委員会の事業計画に基づいて、年間スケジュールと課題ごとの担当者を設定した実行計画をつくってきた。
課題の明確化と解決案の深堀と責任者の明示で、懸案を一気に解決していく態勢が整ってきた。
私からは、夏と春に1ヶ月から1ヶ月半程度の校務免除期間を設けるという「プチ・サバティカル休暇」の提案を行い賛同してもらった。グローバル化に備えるための研究支援制度の一環。来週の教授会で案を審議し、今夏から実行したい。

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13時半:企画評価室の吉武さんと「自己点検」のポイントとなる部分を議論。
経営情報学部の全体図を中心に、グローバルスタディーズ学部と大学院MBAコースとビジネスICTコースを接続した図解の構想がまとまった。これで大学全体の教育理念から各人材像までの体系が出来上ったことになる。