「邪馬台」(やまたい)

「邪馬台」という同人誌がある。九州大分県中津市福沢諭吉の故郷)の季刊誌で154号を数えるというから30年以上の歴史を持っている。私も郷里の雑誌でもあり、縁を繋ぐためにも同人に名を連ねている。確か九州で一番古い同人誌だ。


評論、ノンフィクション、翻訳、詩、漢詩、旅行記、俳句随筆、俳壇史、随想、ス随筆、研究、郷土の文人、短歌、俳句、川柳、連句、創作と、人口6万人の街としては内容の豊富な総合雑誌だ。


巻頭言は、財政破綻を斬る。

評論は、老人文化とその役割、わが国の人口問題を考える、「痩せ我慢の説」について。

ノンフィクションは、戦争の遺物、語らずの将軍ー梅津美太郎大将、団塊坊ちゃん青春記。

翻訳は、満州落日。

俳壇史は、北九州俳壇史をたずねて

随想は、独楽吟 一樹の繁花、古墳に対す、、耶馬溪線の回顧。

随筆は、金子みすずの詩にふれて、松健サンバ、優しい心、最近感動したこと、嫁さん頼み。

研究は、伊勢物語13−在原業平の真の姿、荘園

郷土の文人は、文人殿畑忠とその作品、有野正博の人間と短歌

短歌は、地脈歌会詠草、えびね歌会詠草、北豊短歌会詠草、生涯学習短歌教室作品

俳句は、邪馬台俳壇

川柳は、邪馬台柳檀

連句は、半歌仙「どんど焚く」の巻外

創作は、悲運の人


日本の庶民文化の懐の深さを毎号感じている。


私も、今号から「団塊坊ちゃん青春記」の連載を始めた。