2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「金子兜太展」(山梨県立文学館)ーー「定住漂泊」「存在者」「荒凡夫」「芭蕉に冷淡、蕪村は相手にせず、とことん一茶を追い続けた」「ライバル・飯田龍太との交流」

山梨県立文学館「金子兜太展」 戦後の占領軍の文化政策政策によって、短歌や俳句は存続に危機にあった。それを救う役割を演じたのは、韻律にこだわった短歌の岡井隆であり、俳句の革新に燃えた前衛の金子兜太であった。兜太は提携や季語からの自由、「平和の…

「安部公房展ーー21世紀文学の基軸」(神奈川近代文学館)ーー『砂の女』は世界文学の最高峰

神奈川近代文学館で開催された「安部公房展ーー21世紀文学の基礎」を訪問した。 生誕100年を記念した特別展だ。ノーベル文学賞の有力候補だった安部公房は1924年生まれで、生きていれば100歳。 父は医者で、安部自身も数学の天才と言われ、中学4修で入学した…

「イコール」打合せ。「革命」編集。読書中「西澤潤一」「島地勝彦」。

朝8時:「イコール」打合せ:橘川、田原。どんどん新しい企画が進展。 午後13時半から16時:『革命』の編集作業を都築、近藤と2時間半。 読書 ・高橋恵子『西澤潤一を父として』を読了。あまりに壮絶。・島地勝彦『人生は冥土までの暇つぶし』、もうすぐ読了…

「万力公園・万葉の森」。旧高野家住宅「甘草屋敷」「樋口一葉資料室」。知研セミナー「シェア書店」。

「万力公園・万葉の森」。笛吹川沿いの大公園。万葉集にうたわれた植物110余種を季節ごとに楽しむことができる。春の道、夏の道、秋の道。ここを訪れるのは3度目。 中西進の歌碑。「一つ松 幾代か経ぬる 吹く風の 声の清きは 年深みかも」(市原王/万葉集…

山梨の旅・初日は山梨県立文学館の「金子兜太」展ーー戦い続けた99年の生涯

山梨の山梨県立文学館の「金子兜太展 しかし日暮れを急がない」を訪問。 俳人・金子兜太の生い立ちから、前衛俳句の数々、ライバルたちとの交流など、99年の生涯の軌跡がわかる実に興味深い展示だった。 俳人でもあった教育者の父の影響。少年時代の医学者を…

「人の日」、特に「編集者の日」か。日本近代文学館「編集者 かく戦へり」展。アーチザン美術館「人を描く」展。「元祖The倶楽部」で同世代の戦友たちと。伝説の名編集者・島地勝彦さんのバー。そして本日の「名言との対話」は名編集者・甘糟章(マガジンハウス)

本日の動きを遡って記す。1万5千歩。 21時:西麻生の「島地バー」。集英社の伝説の名編集者・島地勝彦(83歳)さんの経営する会員制バーで30分。『週刊プレイボーイ』『月刊プレイボーイ日本版』などの編集長。小学館オーナーの相賀さんとカメラマンの真下さ…

寺島実郎「世界を知る力」(11月)ーー日本の衆院選。アメリカの大統領選。県民満足度調査報告。

11月17日の「世界を知る力」。 2024年は世界の選挙の年だった。総人口80億人の半分の40億人が洗礼を受けた。1月の台湾の選挙では民進党の頼総統が誕生した。日本の衆院選を経て、トリがアメリカ大統領選というわけだ。 3月は北朝鮮の最高人民会議代議員。4月…

「戒語川柳 百選」の「あとがき」。「川柳まつど」へ12句を投稿。『大全』の最終チェック。『革命』のチェック。駅前の古本市で3冊購入。

朝のウオーキングで見かけた花々のある家々。 11時から:東京MXテレビの寺島実郎の「世界を知る力」11月 共著『趣味』の本に書いた「戒語川柳 百選」の「あとがき」を執筆。 ーーーーーーーーーーーー 高校時代、「高遠純」というペンネームを持って「詩」を…

江國滋『読書日記』ーー「勉強」はおもしろい。おもしろすぎるから困るのである」

江國滋『読書日記』(朝日新聞社)を読了。 江國滋(1934年8月14日 - 1997年8月10日)の40代前半あたりの日記である。本と酒と病気と句会の話題が多い。外出時のランチョンはビール1、2杯、自宅では2合から3合という酒量だ。読みながら私などは使えない語…

午前は九段下:寺島実郎さんを訪問(橘川さん、山崎さん)。昼は市ヶ谷:ホテルで妻と娘と昼食。夕方は多摩:駅前の古本市を覗く。

朝10時に九段下の寺島文庫を橘川さん、山崎さんとある案件で訪問。 終わって、『アクティブ・シニア革命』の寺島実郎特集について、原案を見せながら相談。12月刊行の『図解の技術 大全』の表紙を見せながら報告。 終了後、3人でミーティング たまたまJAL…

「気の利いた「言葉」は良質のブランディ」「名言集は言葉の貯金箱」ーー寺山修司

寺山修司『両手いっぱいの言葉 413のアフォリズム」(新潮文庫)を読了。 両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫) 作者:修司, 寺山 新潮社 Amazon 以下、自分に刺さった言葉。 旅行であれ、出立であれ、行く先のあるものは、幸福である。変身は、…

「世界は名言でできている」ーーーー「幸福塾」のテーマは「座右の銘」

11月の「幸福塾」のテーマは「座右の銘」。 座右の銘とは何か。はげまし・なぐさめ・いましめ。200人近い人物の座右の銘を紹介。政党の党首の座右の銘。座右の銘をテーマとした書籍の紹介。 少し詳しく紹介した人物とその座右の銘:中松義郎。大橋巨泉。宿沢…

『図解の技術 大全』(日本実業出版社)の表紙デザインが決定。

12月初旬刊行予定の『図解の技術 大全』(日本実業出版社)の表紙デザインが決まった。1990年に初の単著『図解の技術』を刊行したが、それから30数年経った。その間の著作活動によって進化し、深化した内容の総集編。同じ版元から出せることになったことに感…

鹿島茂『成功する読書日記』ーーアフォリズムのコレクションをつくる

鹿島茂『成功する読書日記』(文芸春秋社)を読了。神田古本まつりで入手した本。 成功する読書日記 作者:鹿島 茂 文藝春秋 Amazon 読んだ本のことを書きとめる行為は実は収集(コレクション)である。量が集まれば、ジャンルや書き手などの質に関心が高まっ…

神奈川近代文学館「安倍公房展 21世紀文学の基軸」

神奈川近代文学館「安倍公房展 21世紀文学の基軸」ーー生誕100年記念 「生誕100年記念」ということは、同時代の人なのだ。ノーベル文学賞の有力候補にあげられるほどの小説以外にも、68歳で亡くなるまで多彩な活動をしたことに驚いた。 図録と『砂の女』を購…

「田原イコール」の出版記念パーティーーー多士済々の執筆陣たちと

16時から表参道で田原イコールの出版パーティ。多士済々の執筆陣が集合。 参加者のスピーチから。 「カムイとは動植物、人工物すべてに存在するもの。アイヌを強みに」。「ミネルバ大学1年生。マレーシア育ち。サンフランシスコから。40ヵ国の学生が在寮。ト…

朝から夜まで、リモートとリアルのハイブリッド生活。

朝から夜まで、リモートとリアルのハイブリッド生活。 8時:橘川・田原との定例ミーティング(ズーム) 10時:日本実業出版の編集者へ『大全』の加筆修正原稿を手交。いくつか注文が出た。表紙は来週早々に完成。「図解王」として紹介されることになった。(…

iPhone復旧。「大全」の加筆・修正。

iPhoneをコンクリに落として液晶パネルを壊してしまったので、昨日の朝から飛び回った。最終的に、立川のヤマダの「Quick Garage」で部品を変えてもらって、一件落着。保険で処理できた。 昼食は、和風スパゲッティ屋の「こなな」。注文はQRコード。 その前…

「図解塾」のテーマは「畳」と「蕎麦」ーー「タテ・ヨコ・イマ・ワ」という方法。

図解塾ー本日のテーマは「畳」と「蕎麦」。 識者の書いた内容を図解するやり方が普通であるが、都築さんのいうように、テーマに関する歴史を軸に、近隣分野や国際比較、現在の状況、そして知りたい情報を加えていくやり方も有力であることがわかってきた。歴…

「福祉図解塾」2期の3回目ーー「タイムマネジメント」「こども白書」

「福祉図解塾」2期の3回目。 急きょ「タイムマネジメント」の要望があり、前半は時間管理の極意をテーマとして講義。 後半は『こども白書』の総論の図解の発表とコメント。 今回は2部構成。1部はタイムマネジメントについて久恒先生の極意をうかがいました…

可憐な野の花が彩る落ち着ける雰囲気の蕎麦屋で蕎麦、その後「星野珈琲」で一休み。

昼食を摂った蕎麦屋の「長寿庵」は、野の花で一杯だった。 可憐な野の花が彩る落ち着ける雰囲気のお店。国産の蕎麦粉のみを使った、手打ち風の二八そば。蕎麦は、細くのど越しがいい。息子が蕎麦を打ち、老いてはいるが元気いっぱいの母親がサービスをする店…

秋晴れ:日本近代文学館。東大教養部キャンパス。世田谷文学館「漫画家 森薫と入江亜季」展と「寺山修司」展。

駒場東大前の日本近代文学館の『編集者 かく戦えり』を妻と訪問するが、休館だった。 坂本一亀(坂本龍一の父)のことを知りたかったが残念。近々、リベンジをしよう。 東大教養部のキャンパスを散策。大学祭の雰囲気だが、、、。。 レストラン「ルベソンヴ…

「座右の銘」を持って今いますか?

11月の「幸福塾」に向けて、「日記」の代わりに「座右の銘」を収集している。以下は、今日の分。 樋口久子「平常心」。五十嵐 喜芳「今からでも遅くない」。フォロン「Less is more(少ない方がより豊かである)」。翁長 雄志「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあ…

「中村屋の中村彝」展(新宿の中村屋サロン美術館10周年記念展)。ーー「建物にも人の歴史がある」

中村屋サロンミュージアムは2014年10月オープン。新宿に出かけたときはよく寄るのだが、29日はちょうど10周年のその日だったようで、昼時は貸し切りで入れなかった。 「中村屋の中村彝」展をやっていた。「思想が充ち、効果を見る眼が明らかになり、腕が相当…