2025-01-01から1年間の記事一覧

個性的で好評の「せいせきの古本市」で随筆・エッセイを買い込む

聖蹟桜が丘の京王デパートの「せいせきの古本市」で現在のテーマである「随筆」「エッセイ」を買ってきた。この古本市はいくつかの古本屋が知恵をしぼった小さな個性的なコーナーが幾つもあって素晴らしい企画だ。昨年も開いたが好評だったので今年も開催し…

「十年偉大なり 二十年畏るべし 三十年歴史なる 五十年神の如し」。野田一夫先生の命日。

(後姿探検隊)ーーーー 「十年偉大なり 二十年畏るべし 三十年歴史なる 五十年神の如し」 雑誌『致知』10月号で鍵山秀三郎が語ったと紹介されている。出典は不明。 一つのことを10年続けるのは偉大なことだ。20年は畏敬すべきことだ。30年では歴史ができる…

ウォーキングも、スイミングも、「道」である。

「父の日」にプレゼントされた「ゲタ」。6月15日から履き始めて2ヶ月半。左右とも先が痛んできた。今日のウォーキングは1万歩。昨年、履きつぶしたのは9月7日だった。 靴下を履く必要がなく、素足なので気持ちがいい。大学生時代はバンカラ族でもあり、毎日…

シェア書店「本丸」の『HONMARU MAGAZINE  2025 』に私の「リモート読書会をコロナ禍に始めてみた」が掲載された

53名の棚主が「本にまつわる」エッセイを書いているか『HONMARU MAGAZINE 2025 』を受領。そのトップに私の以下の文章を掲載されている。 ーーーーーーーーーーーー リモート読書会をコロナ禍に始めてみた 久恒啓一「アクティブ・シニア革命」棚主。 コロナ…

神保町のシェア書店「HONMARU」、「ブックカフェ二十世紀」。新宿歌舞伎町で(株)イコールの経営会議。

夜は新宿歌舞伎町で(株)「イコール」経営会議を開催。個室ダイニング「ござる」。 上:左から橘川、久恒、田原。撮影は浅沼。 下:ものすごい人出でごった返す歌舞伎町にて。 帰りは、最近京王線の橋本に転居した田原さんから最先端の動きを聞く。 ーーー…

「アップルペンシル」ーー新しい道具を手にして世界が広がっていく感じ

あるプロジェクトで「iPad」を使うことになった。その延長線上でこの一週間はアップルペンシルを試している。 秋以降の次のプロジェクト。コミュニケーションの体系。それぞれの時代に影響を受けた人物。一日のスケジュール。作文・小論文・文章法。午前・午…

「人物論」を書く視点ーー「先達に学ぶ」ー保阪正康はピークまで。私は生涯全体から。

保坂正康『戦後の肖像ーーその栄光と挫折』(中央文庫)は15人を取り上げている。安岡正篤、頭山満、田中角栄、細川護熙、藤山愛一郎。武見太郎、物集高量など、私が「名言との対話」で書いた人も多い。 保坂は評伝や人物論に定評があり私はファンだ。人物論…

「川柳まつど」479号ーー「今にみろ石ころの意地見せてやる」

「川柳まつど」479号(令和7年8月24日)が届いた。 12句を投稿。「人」1句。紙面で紹介されたのは3句となった。 ーーーーーーー 旺盛 今にみろ 石ころの意地 見せてやる(坂部忠昭選「人」。渡辺柳山選) ジムは今 タンパク宣言 花盛り 体力は いまいちだけど…

新プロジェクト案件が浮上ーー日本および日本人

多摩センターで、ソフト開発会社と午前中3時間のミーティング。「開発中のソフト」に関する改善の話題(1000件。人体)。 その後、先方の抱えている課題、テーマについて聞く。それに私の蓄積をかぶせていく。新プロジェクトが始動しそうだ。 「キャリアデザ…

ブラウニング「ベン・エズラ先生」という詩ーー「われらとともに老いよ。最上のものはこれからやってくるのだ」

ブラウニング(19世紀の英国の詩人)の「ベン・エズラ先生」という詩がある。12世紀のユダヤ教哲学者「ベン・エズラ」(実在)という体裁で、人間の生涯・老い・信仰を語った作品だ。福原麟太郎が好きな詩である。 冒頭「われらとともに老いよ。最上のもの…

『アクティブ・シニア革命』第2号(「イコール」09)を入稿!ーーー表紙・図解目次・目次。クラファン。編集部の面々の笑顔。

雑誌『イコール』の久恒啓一責任編集号『アクティブ・シニア革命』の第2号に賛同していただけませんか。 | MIRAI FES! 図解目次 目次 雑誌『イコール』の久恒啓一責任編集号『アクティブ・シニア革命』の第2号に賛同していただけませんか。 | MIRAI FES! 編…

『向田邦子 ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)ーーー向田邦子の恋愛の相手

向田和子編『向田邦子 ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)を読了。 十人並みの容貌と才能を自覚する向田邦子は、ほどほどの幸せを拒否する。たのしくなかったからだ。もっと面白いことはないかと歩き回った。「手袋をさがす」と命名された項では、22歳の冬、…

映画「国宝」の李相日監督ーー「歌舞伎役者の生き様」を見守ったのは神か悪魔か

映画「国宝」は現役でただ一人の「人間国宝」へと駆けあがる、才能と血筋の葛藤の物語だ。舞台は踊りの大国・日本の中心に位置する「歌舞伎」界。後継ぎと部屋子の二人とも1964年は15歳。ということは1950年生まれの私とほぼ同じ年齢という設定だった。途中…

雑誌『イコール』08「田原真人責任編集2号」が届いた

『イコール』は7月の「橘川イコール」05号に続き、8月は「田原イコール」02号が刊行された。166ページの大作だ。9月には「久恒イコール」02号の刊行を予定している。 特集1「Plurality とフプラネタリー」 特集2「『夜をめぐる星』出版記念対談」 田原編集…

知研セミナーは「シニア大楽」の藤井敬三さんーー「講師デビューのすすめ」で「社会参加と笑い」を強調

知研セミナーは、NPO法人「シニア大楽」理事長の藤井敬三さん。「講師デビューのすすめ~~シニアにもっと笑いを」。藤井さんは広告代理店を定年退職後に、このNPO法人を2003年に立ち上げた。現在350人の講師陣(70さん代中心)と累計で3500件のあっせん…

山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』ーー「昭和の日本人は恥ずかしい」というメッセージだった

山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』(ちくま文庫)を読了。 もっと前に読んでおかなくてなならなかった作品だ。この山口瞳の処女作は直木賞を受賞している。 大正15年生まれの主人公・江分利満が体験している「戦後」の昭和30年代という高度成長の入り口の時…

『イコール』ZINE「ハコール」02号(片岡利允編集長)ーー教育現場で何が起こっているのかがうかがえるライブ

『イコール』ZINE「ハコール」02号(片岡利允編集長)を手にした。編集長「とっくん」の150頁に及ぶ力作だ。教育現場というハコの中で、ハコから出ようともがく50人の若き志士たちの叫びが充満している。 私は「プロジェクトこそ、学びの本道であるーー「ハ…

久恒啓一の「学びの軌跡」第1488号(2025年8月18日)

(後姿探検隊) 毎週月曜日に出しているメルマガ。先週は忘れていたので、2週間分となった。 ーーーーーーーーーー 久恒啓一の「学びの軌跡」第1488号(2025年8月18日)ブログ「今日も生涯の一日なり」http://d.hatena.ne.jp/k-hisatune/メール:hisatune@gm…

寺島実郎の「世界を知る力」(8月)ーー参院選総括。世界経済とトランプ関税。戦争への道。戦後日本の成功と埋没の要因。

寺島実郎の「世界を知る力」(8月。12日に収録)。 7月の参院選は「与党の大敗」(自民・公明で19議席減)。立民と維新は横ばい。「泰山鳴動して鼠二匹」(国民民主と参政党)。保守の融解・核分裂。右派の安倍・二階派は4割落選。その票は参政党(右のポピ…

「今日もまた晴天なるぞ日傘デビュー」ーー8月の川柳から

(後姿探検隊) 「川柳」12句を「川柳まつど」に投句。 今日もまた晴天なるぞ日傘デビュー 地球にもあったらいいな換気扇 選べない尊王攘夷と日和見じゃ 快適な暮らし遠のく人口減 ーーーーーーーーーーーーー 今日の収穫(外山滋比古) やがて人生の収穫期…

8月15日は、全国戦没者追悼式。天皇陛下、石破首相の式辞に注目して聴いた。この標柱の「全国戦没者之霊」は誰が揮毫しているのか。

8月15日は、全国戦没者追悼式。天皇陛下、石破首相の式辞に注目して聴いた。 この標柱の「全国戦没者之霊」という文字は誰が書いているのか。 書家が携わる仕事の中で、最も重みのあるものだろう。長く金子鷗亭が書き、稲垣菘圃、そして1999年からは「漢字書…

図録『記録写真集 被爆80年企画展「ヒロシマ1945」』ーー改めて「記録する」ことの重要性、特に歴史的な惨状を記録する写真や動画の威力を改めて思い知った。

東京写真美術館『ヒロシマ1945』という被爆80年企画展という記録写真展をみて、図録を買ってきた。 当日のきのこ雲のや、惨状、そしてその後の一ヵ月間の市民の傷ついた様子、救援、迷子収容所、そして年末までの再建と復興の萌芽の迫力の写真集だ。 この企…

神田神保町で「エッセイ」を買い込むーー福原麟太郎。安田登。辰野隆。山崎光夫。外山滋比古。

神田神保町の古本屋街をブラブラする。お盆なので、休みの店も多い。「エッセイ」を中心に購入した。これは主にお風呂やトイレで読む、愉しみのための読書。 帰ってから稀代の随筆家として定評のある福原麟太郎のエッセイ集をざっと読んだ。「作者の肉体の臭…

「40年。80年。100年。150年」。スイミング1000mを達成!

8月12日は日航ジャンボ機が御巣鷹山へ墜落し、520名の乗客・乗員が亡くなった日だ。1985年、40年前のこの日、夕刻、外出から帰った私は会社からの電話で知り、テレビの映像を見て、羽田に駆けつけた。この事故で乗客とご遺族も大きな痛手を負ったことは痛恨…

講演「図解で国語教育に新風を!」ーー探究学習と論理国語への提言

8月7日の「社会と探究でつながる国語」イベントは「国語でわかったことを探究で、そして社会で働かせる」をテーマに、国語教育の新たな可能性を多角的に探究した画期的な集会となった。教育現場の実践者、産業界の専門家、研究者が一堂に会し、従来の国語教…

恵比寿ーー東京写真美術館「ヒロシマ1945」展。エビスビール記念館。山種美術館「江戸の人気絵師」

妻と恵比寿ガーデンプレイスを再訪。 まず、東京写真美術館で「ヒロシマ1945」展をみた。記録写真を中心とする被爆80年企画展だ。主催は中国新聞社、朝日新聞社、中国放送、共同通信社。報道機関がそろっての展覧会は初めての試み。見学者は敬虔な面持ちで写…

柳井正(ユニクロ創業者)ーー停滞、衰退。その先に滅亡。日本は先頭に立って世界平和を希求すべきだ。(雑誌『世界』)

「戦後80年」をテーマにテレビ、雑誌など様々なメディアが特集を組んでいる。 その一つが雑誌『世界』だ。8月号のテーマは「民主主義の興亡」で、第一部は「遠い平和」、第二部は「戦後の現在」。 この号に登場する論客では国谷裕子、加藤陽子、姜尚中らを知…

『素顔の棟方志功 仕事と暮らし』(石井頼子)ーー棟方志功は一柵(作品)づつ足跡として納めながら「板画」の道を歩いた修行者である

7月21日、日本民藝館の棟方志功展を堪能した。独特の大型の作品をみてきた。その時に、購入した石井頼子『素顔の棟方志功 仕事と暮らし』(淡交社)を読了した。石井頼子は、棟方志功の孫だ。大学1年の時に亡くなるまでこの祖父と暮らした。 棟方志功につい…

「社会と探究でつながる国語」で講演ーー「図解で国語教育に新風を!」

図解で国語教育に新風を! 久恒啓一 「文章至上主義と箇条書き信仰」に汚染された世界を革新しよう。 『図で考える人は仕事ができる』(日経)の刊行以来、あらゆる業界に呼ばれた結果、日本の課題は「考える力」の欠如と確信しました。それは企画力、構想力…

広島 平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)

広島 平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式) 戦後80年目の8月6日。広島市長、石破総理、広島県知事、二人の子ども、国連事務総長のスピーチ。それぞれ心もこもった内容だった。 【LIVE】戦後80年 広島「原爆の日」平和記念式典(2025年8月…