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『イコール』は、「時代ミーハーマガジン」を標榜する、コミュニティメディア。
印刷経費はクラウドファンディング、執筆・編集は50人の仲間たちの全面協力、常備店は全国の協力シェア書店というユニークさ。季刊、A5版、128頁、4色カラー、オフセット印刷という堂々のカラーの本格雑誌です。
このノウハウを公開することで、新しい雑誌業界をつくろうという大胆な試みで、知研もこの流れに参加する計画です。また橘川さんは『イコール編集塾』を開催し、実践的に雑誌編集者を育成する、以下のプログラムを用意。1.編集者コース 2.著者コース 3.デサイン・DTPオペレーターコース 4.販売者コース。「目からウロコ」のセミナーになるのは間違いありません。ぜひご参加を。無料。
高橋幸宏の発言。「いいものを創造すれば、必ず人々はそれを必要とする」「新しいツールはいつでも僕らをワクワクさせてくれるし、そこから新しい音楽が生まれますよね」「ビートルズも最新テクノロジーを積極的に取り入れることを、ジョージ・マーティンとともにトライし続けていましたよね。テープを切り刻んだり、新たなエフェクターを開発したり」と語り、今あるテクノロジーを最大限に利用して新しい音楽を作り出すことの重要性を説いている。
高橋がが亡くなった時、「幸宏が16歳のときから、54年の付き合いでした」「幸宏は(サディスティック・)ミカ・バンドで世界のセンスを身に付けて、サディスティックスでドラムの腕を磨いて、YMOで才能を開花させたと思ってます。ポップセンスも優れていて」「人の一生は一冊の本のようだ。いま「高橋幸宏」という本を読み終え、多くのファンがあとがきを書こうとしている。物語は終わったが本は消えず、ずっとそこにある」と追悼している。
高橋幸宏は音楽の世界にテクノ技術を持ちこんで、ワクワクしながら70年の音楽人生を思う存分に楽しんだのだろう。細野晴臣には「人間、練習すれば間違える。計画すると失敗する。覚えていると忘れる。生きていると死んじゃう」との名言もある。細野より若い坂本も、高橋ももうこの世にはいない。
人生は一冊の本である。人生のステージをペラペラと軽く読み飛ばす人もいれば、人生の秘密を熟読する人もいる。この本には、タイトルを刻んだ表紙があり、まえがき、そしていくつかの章がある。そして最後に、あとがきがある。追悼文というのは、このあとがきではないか。あとがきの、量と質がその人が生涯を通じて人に与えた影響力なのだ。