新しい電子ブック「カードブック」を発売--通勤時間「超」活用術

ユナイテッドブックスから、私にとって最初の「カードブック」という新しい形態の電子ブックが発売された模様。

カードブックとは、文字を中心とした書籍をビジュアル性の豊かな50枚ほどのカードに変えたアプリで、場所を選ばない使い勝手の良さと、表にタイトルや画像、裏に解説というシンプリな操作性が特徴だ。各項目が表裏一枚のカードにまとめられているので、数分で読み切れるのが便利。

「好きな時間に、読みたいところだけクルっとめくって、みて、わかる」というコンセプト。



今回完成したのは三笠書房から出版した「通勤時間「超」活用術」を再編集したもの。前編85円。試しに買ってみたが、本を1冊読むという重い感じはなくて、電車の中でiPoneなどのスマートフォンを使って気楽に要点だけを読むことができる。デザインもよく工夫されているのでなかなか快適に読むことができる。こういう電子ブックはスマートフォンを自在に操る若い世代には受けると思う。電子書籍という分野に一石を投じる試みだ。

今月には、後二冊ほど出る予定。

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121103

  • 湘南キャンパスの学園祭。学長の講演会場は満杯で300人ほどはいただろうか。

    • 民主党政権。表紙は脱原発、中身はB案(2030年15-17%)という欺瞞に満ちた原発政策。2030年代に原発ゼロということは30年には15-17%ということ。40年で廃炉、新設を認めないというであれば、自動的にそうなるという話。
    • アメリカ。原子力新設計画認可。再生可能エネルギーは雇用を生まないことがわかってきて失速。シェール学・オイル革命で夢を再び。鯨油、石油、そしてシェールガス・オイル。日本の化学メーカーがアメリカに出て空洞化。
    • 民主党政権は日米原子力協定を強化(日米共同宣言)。東芝、日立(最近イギリスの原発を買った)、重工が世界の原子力産業の主役というのが現実。
    • 日本のエネルギー輸入は7兆円。うち3兆円が原発分で国富が流出。LNGの価格上昇を招いている。
    • 日本は平和で安定的にエネルギー輸入ができる世界情勢が望ましい。そしていくつものエネルギーのベストミックスを志向し、バランスのとれた政策で、安価で手に入れるべき。安定と安価。

  • インターゼミ(社会工学研究会)もこのキャンパスで行った。最初に教員と大学院生の近況報告。その後、各グル―プでの作業。私の担当の「地域・震災班」には、「農泊」というアイデアを出しておいた。安心院の宮田静一君(中津北高の同級生)が長くやっている地域起こしの運動で、今回の福島県平田村の案件の参考になるはずだ。
  • 湘南の安田学部長
  • 終了後、湘南台の飲み屋で、地域・震災班の院生の武田、学部生の梅田、古西の3君と3時間ほど歓談。