JR東日本で研修講師

k-hisatune2008-10-17

新宿サザンテラスのJR東日本本社の28階建のビルで研修の講師をつとめた。

現場の社員800人にいろいろなメニューの社外研修の場を与えるプログラムが好評だったとのことで、そのフォーローアップ研修を私が引き受けることになった。募集したところ、600名以上のの応募があり、5回に分けて研修を行うことになった。今回は123名の受講生だった。

以下に、「所属機関」と「業務機関」と「職名」を記してみる。

所属機関では、東京支社、横浜支社、八王子支社、大宮支社、高崎支社、水戸支社、千葉支社、仙台支社、盛岡支社、秋田支社、新潟支社、長野支社、、、。

業務機関では、東京車掌区、池袋車掌区、中野車掌区、川崎駅、横浜駅、東神奈川車掌区、矢向車掌区、茅ヶ崎運輸区、大船運輸区、国府津運輸区、国立駅、立川車掌区、八王子運輸区、甲府運輸区、三鷹保線技術センター、八王子保線技術センター、甲府保線技術センター、大宮駅、宇都宮車掌区、浦和車掌区、大宮土木技術センター、大宮信号通信技術センター、大宮運転区、高崎駅、設備部(施設課・企画課・経理課)、高崎運輸区、熊谷保線技術センター、高崎新幹線保線技術センター、高崎車両センター土浦駅日立駅水郡線営業所原ノ町運輸区、いわき運輸区、土浦運輸区、勝田運輸区、水戸運輸区、勝田車両センター、水戸保線技術センター、水戸建築技術センター、水戸機械技術センター、成田空港駅錦糸町駅佐倉駅舞浜駅、運輸部、千葉車掌区、成田車掌区、習志野運輸区、鴨川運輸区、蘇我運輸区、木更津保線技術センター、仙台駅、陸前原ノ町駅駅、会津若松運輸区、山形運輸区、仙台新幹線運輸区、仙台運輸区、宮城野運輸区、仙台運輸区、仙台機械技術センター、仙台土木技術センター、仙台電力技術センター、仙台信号通信技術センター、新幹線総合車両センター、盛岡運輸区、青森運輸区、弘前駅弘前運輸区、弘前保線技術センター、秋田土木技術センター、秋田電力技術センター、秋田通信技術センター、秋田総合車両センター、越後湯沢駅直江津運輸区、新潟保線技術センター、総務部経理課、長野運輸区、松本運輸区、松本車両センター、長野保線技術センター、長野総合車両せんたー、品川ターミナル、、、、。

職名では、車掌、営業指導、事務、運転士見習、施設技術、電気技術、運転士、施設、主任運転士、、、など。

全員が30歳未満の若い社員で、ほとんどが男性で女性がちらほらみえる。まじめで堅い人が多いが、こういう人たちなら日々の運航をきちんとこなすだろうな、という信頼感は感じた。久しぶりに安全、サービス、定時性、などのキーワードを思い出した。

こうやって、所属や、業務、具体的な職名などをみると受講生のイメージが具体的に湧いてくる。事前の打ち合わせではそこまで分からなかったので、次回からはビジネスマン時代に経験したサービス改革を参考にして、現場系に重心を置いた講義内容にしていきたい。

さて、日本航空に勤めていた30代後半の頃、社内報に匿名で連載を書いていたことがある。会社の問題点をあげて解決案や提言を行うというもので、編集部から私に白羽の矢がたった。
半官半民という企業形態を不完全燃焼企業だったとらえ完全民営化を機会に完全燃焼企業になろう、ロンドン・ニューヨーク直行便は米欧等距離時代の幕開けととらえよ、社内マスコミ・ミディコミ・ミニコミをコミュニケーションの活性化に総合活用せよ、モアトリアム管理職から脱皮し自ら決定する気概をもて、管理職から企画職へと名前と内容を変えよ、代理店型企業の躍進に負けず顧客から直接ニーズを得よ、など今思い出すものをあげてみた。当時は誰が書いているのかと編集部に詮索がよく入っていたことからわかるように、割と読まれていた。

その連載の中で、「男国鉄、女日航」というエッセイを書いたことを思い出した。完全な男社会である国鉄と、財布の紐を握ってる女性をターゲットに策を練るべき日航を比較したものだ。観光においては女性が主導権を握っているのに、旅行企画は男性中心でやってるのはおかしいのではないか、残業ばかりしていて生活感覚の乏しい男性はもっと日常生活や女性の動きに敏感になろう、という趣旨だったと記憶している。国鉄はJRと形態と名前を変えて大いなる変身をはかっているが、現場にはまだ男性が多い。

終了後の懇親会では、受講生たちと懇談したが、男女共同参画担当の女性課長と話をする機会もあった。男社会が色濃く残る企業でのそういう仕事は会社を変える光栄な仕事だと励ましておいた。しばらくの間、毎月新宿のJR本社に通う予定。