「不屈の人」の言葉から

塙保己一
群書類従」は34歳から40年の歳月をかけた大事業。74歳で完成。76歳で総検校、死去。
収録文献数は1277種、25部門。総冊数666冊。版木17224枚、両面刻で34000ページ。江戸時代から今日まで出版された部数は70万万冊を超える。
盲人は筝曲・三弦、はり・按摩に進む。検校にすすむと旗本と同格になる。最高位の総検校は全国の盲人を掌握する。
出版事業には知恵と学問と経費が必要であったが、この大事業を達成した塙保己一は優れた人格と経営的な才覚があった。
頭に記憶させながら、原本・写本の綿密な吟味、厳正な校訂を続け、版木に掘っては、木版にして頒布する道を開いた。

塙保己一の勉強法。

  • 知人から借りた書物を風呂敷に背負い、音読してくれる人を訪ね歩く。そしてじっと耳を澄まし、読んでもらったことを頭に入れる。毎日日々それを繰り返し、一冊づつマスターしていった。

塙保己一の言葉から

  • やれやれ、目明きとは不自由なものじゃな
  • わずか四十巻の本を暗記することで人の世話にならず、妻子を養えるなら、自分にも不可能なことではない。
  • 人間は小さなことで、感情的に怒るようでは大業は成就しない。
  • 何事も見えぬになれてなげかねどふじとし聞けば涙こぼるる

ヘレンケラー

  • 障害は不自由ではあるけれども、決して不幸ではありません。
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南アのマンデラ大統領と1995年のラグビーワールドカップを描いた映画「Invictus」をDVDで観る。アパルトヘイト(人種隔離政策)に反対して27年間の獄中生活を送った後に大統領になったマンデラ(1918年生れ。現在94歳)に励まされてじ弱小チームが試合を勝ちあがってワールドカップで優勝する軌跡を追った映画。

  • 指導者には、民衆を正しい方向へ導いているという自信のもとに、 群れより先を行き、新たな針路を拓かなくてはならないときがある
  • 私たちの生き方のなかでもっとも偉大な栄光とは、決して倒れないということではなく、倒れていくときにいつも起き上がるということの中にある
  • 大きな山を登った後にだけ、人はさらに登るべきたくさんの山があることを見出す

昭和の大横綱大鵬逝去。72歳。「大鵬・巨人・卵焼き」のトップを飾る大横綱だった。ライバルの柏戸とともに柏鵬時代を築く。山形県鶴岡の柏戸記念館に「柏戸阪神・目玉焼き」と対抗する反骨の表示が会ったのを思いだした。

130119

  • 大学入試センター試験の初日。駒沢女子大との共催。私は本部責任者となっているので終日本部詰め。前後、途中で多くの先生たちと情報交換と根回しができて仕事が進んだ。駒沢の田中先生との懇談では入試関係のアイデアもでた。英語リスニングも何ごともなく終わりホッとした雰囲気で終了できた。
  • 大学院授業のコメントの追加。

半年間に渡って図解を学ばせて頂いたことで、言葉や文字を中心とした、論理的なコミュニケーションでは到達できないより深いレベルでのコミュニケーションが出来るようになったと感じています。図解によるコミュニケーションは、まだまだ一般的ではありませんが、これから多くの人が、その必要性と有用性を実感する時代がくるのではないかと思います。そうした、図解という未開の地を切り開こうとされている久恒先生のベンチャー精神に深く共感致しました。まだまだ、満足いく図解が描けるようにはなっていないのでこれからも、事あるごとに図解に取り組み、図解が習慣になるようにしていこうと思います。