文藝春秋特別版8月臨時増刊号に「代表的日本人100人を選ぶ」という特別企画がある。1908年の内村鑑三「代表的日本人」に範をとったものだが、そこでは「わが国民の長所を外の世界に知らせる」ために、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人をあげていた。
百年後の今回は、選者は作家の杉本苑子、お茶の水女子大学の藤原正彦、作家の半藤一利、評論家の松本健一の4人。日本人が理想とする人間像、美しき生き方を示すことが目的である。9つのジャンルの中で選ばれた100人の中で、主として近代以降の人々をピックアップしてみた。こういう人たちの足跡は訪ねてみたい。