鳥の鳴き声を聴くーーー仙台でゴルフ

k-hisatune2008-07-06

月曜日の宮城大学での講義に備えて前日の日曜日から仙台入り。

今回は朝7時36分の東北新幹線で東京駅を発って9時17分に仙台到着。駅前に車で待っている富田さんのベンツに乗り込む。青葉通りの見慣れたけやきの並木が途中で途絶える場所がある。地下鉄東西線工事のために並木が切られたという場所である。

20分ほど走って西仙台カントリークラブに到着。私のゴルフの師匠の富田さんと私のホームコースだ。このゴルフ場はJCB東北クラシックを開催していたところでもあり、大学と自宅のそばにありよく通った泉パークタウンゴルフクラブに比べて、距離が長く高低差もあるので私のような下手なゴルファーにとっては気が抜けないコースだ。

10時14分から二人で西コースから回り始めたが、珍しく混んでいて、前の組が打ち終えてコースが空くのを待つことが多い。私は不精なので練習をまったくしないで、本番のコースで調整するという不真面目なゴルファーで、富田さんからフォームや球の位置、スタンスなどに毎回指導を受けながらのプレーとなるが、いつも同じアドバイスをもらっていることからわかるようになかなか進歩しない。
緑が多いゴルフ場でのプレーは気持ちがリフレッシュされる。インでは最後の方にやっと調子がでてかろうじて50を切った。

昼食をとるレストランでは珍しく隅の方に案内される。禁煙席だが、よくみるとこのレストランでは喫煙席が大半を占めていた。いまどき珍しい光景だとウェイトレスに嫌味をいいながらいつものカツカレーを注文する。ゴルフ談義をしながら互いの近況や考えていること、共通の友人の近況などを話題にする。食時にはビールを飲む人が多かったが、飲酒運転の取り締まりキャンペーン以降は飲む人もいなくなり、ゴルファーもずいぶんと行儀がよくなった。

1時54分からの午後のインの東コースを回っていると、鳥の鳴き声が耳に入る。長くゆっくりと鳴き続けてなかなか終わらないのも愉快だ。後半は調子が悪くまた力を入れる悪い癖が出てしまった。体で振るのではなく気合を入れて腕力で打つという独自のスタイルに戻ってしまう。こうなると不安定になってショットは乱れる。いつものパターンだ。私の場合は力を抜くことが大事で、わかっていることとできることは別だということが改めてわかる。
悪い癖がでると必ず一回は大たたきするはめになり、あれがなかったら、あれがうまくいっていれば、という「タラ・レバ」に陥ってしまう。今回もアウト、インとも一度あり、そのためスコアが平凡なものになってしまった。

日差しが強かったので前もって日焼け止めを塗ってコースにでたが、汗も結構かいた。前の組が打つのを待っている間は、木陰をさがして待機する。このところ忙しかったのと暑く寝苦しかったので睡眠不足もあり、カートの中で眠ってしまい富田さんから起こされてしまった。木陰に入るとずいぶんと涼しくなる。インに入ってから少し風も出てきたので気持ちがいい。最後のほうは遠くで雷が聞こえてきて夕立がくるかなと覚悟したが、最後までもってくれた。
インは51となって、計100。一打及ばず100を切れなかったが、まあこんなものだろう。

メンバーのハンディキャップ表をみると、私たちの仲間の安井さんは8でシングル、このあたりは人数がずっと少なくなる。また5以下のローシングルとなると10人くらい。メンバーが2000人いるとして0.5%くらいだから、このレベルになるのは相当難しいようだ。富田師匠は14、私もハンディはもらっているのだがボードにはなかったなあ。スコア表を最近は提出していないからだろうか。

今日はこのクラブでは大きなコンペをやっていてスコア表をみるとハーフを30台で回っているプレーヤーが割りと多い。聞くと腕に覚えのある人たちの決戦の場だった。
風呂に入ってさっぱりしてテレビを見ると、日米首脳会談を終えたブッシュ大統領と福田総理の記者会見をやっていた。常識的なやり取りだったこともあり再びうつらうつらする。

富田さんと総括をしながら15分ほどのドライブで着く自宅へ送ってもらう。次は8月かな。
(写真は東京に戻ってからアップ予定)