管理職から経営職へ

k-hisatune2009-09-03

日産自動車グループの企業の管理職研修のために戸塚で一日過ごした。

管理職層(課長級)から経営職層(部長級)への昇進に向けての研修という位置づけである。
「積極的な発想と行動」「顧客の目線」「ユニークセールスポイント」「提案力の強化」「戦略的思考」などが研修のキーワードだ。平均的には40代の前半といったところだろうか、16名が受講した。

この会社は最近合併した会社なので業務範囲が広い。保険・環境・エンジニアリング・旅行・生産技術・情報・車両管理・設備・技術・IT・経理などの中堅管理職たちであり、将来この数千人規模の会社の中枢を担うべく期待されている人材である。意欲もレベルも高いという印象を持った。

ビジネスマン時代、管理職という言葉がもたらす負の部分を解消するために、課長級については現場部門は管理職、間接部門は企画職と名称を変えて、部長級は経営職と呼び、その中の優れた人材が経営者になっていく、ならなかった人は関連会社の経営者になる、という提案をしたことがあることを思い出した。

途中で、社長と人事部長と挨拶をする機会があった。自動車産業の現在の様子、人材育成面での課題などをうかがった。トヨタ、ホンダ、サムソン、ハイブリッド、造船技術などが話題になった。そして寺島実郎氏の考え方にも関心が高かった。(参考:明日4日の報道ステーションに海外出張から急遽帰国した寺島さんが出演することになった)

明日も継続なので、統合効果、各部門のシナジー効果が出てくるような内容にしていきたい。