「常識に還れ」−民主党外交政策についての寺島実郎の提言(報ステ)

k-hisatune2009-09-04

夜10時からの報道ステーションでを見ているうちに不覚にも寝てしまったが、ユーチューブで見ようと思っていた場面がアップされていたのでよかった。http://movie1.search.biglobe.ne.jp/video/watch/8455cf72a81acc2c?kw=民主党&page=1(民主党外交政策についての提言 寺島実郎 2009/09/04 )

欧州出張から夕方帰国したばかりの寺島実郎さんが古館キャスターの質問に答えて、鳩山民主党代表の発言を受けるかたちで日本の外交政策について論じている。

  • ニューヨークタイムズで鳩山発言が反米的との記事が出たが、「常識に還れ」といいたい。
  • 日米安保条約は東西冷戦下において取った選択で、60年安保、70年安保と踏み固めてきた。70年安保からでもすでに40年の歳月が経った。
  • 冷戦後の時代に於いて、90年代に同じ敗戦国のドイツは国内の米軍基地の縮小、地位協定の改定などを果たしてきた。
  • 日本は、宮沢政権以来の国内政治の不安定の中、北朝鮮の核問題、9・11テロなどの混乱もあり、全く見直してこなかった。
  • アジアに軍事的空白をつくらずに日米の軍事的提携をテーブルに載せることが大事だ
  • 日米安保下での権益を守りたい人、今のままで生きたい人の反応に躊躇すべきでない
  • 日米が連携して創造的・建設的な未来を構想すべきだ。

対等な日米関係とは?たとえば。

  • 例えば、中東の非核化。オバマ政権は非核を打ち出している。イランの核問題は、アメリカはイスラエル、ユダヤに引っ張られている。日本は中東からの信頼は厚い。武器輸出したことはなく、軍事的派兵もしたことはない。(イラクはのぞく)。日米はこの問題に貢献できる。
  • 例えば、地球環境に関するルールづくり。インド・中国を巻き込んでいく必要があるし、またアメリカもこの問題に入ってきた。日米で環境に関するルールづくりをしていくべきだ。
  • こういう例はいくらでもある。