- 作者: 童門冬二
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2013/11/06
- メディア: 単行本
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この人の著作を読んでいるし、勤め人を終えたのちに、「組織と人間」というテーマで歴史小説に挑みベストセラーを書くという姿勢に共感を覚えていたので、この本を手にした。童門はデーモン(悪魔)からとった名前である。
どういう人生観と工夫を行っていたのだろうか。
- 在職中から歴史雑誌(同人誌)を舞台に休日を使って習作活動。
- 楕円思考、理論と実践、知識と行動、不易と流行、ゼネラリストとスペシャリスト、、。どちらかに偏らずに、どちらの視点や思考法も併せもつ。二者択二。
- 同時進行。
- 人生で大切なことはすべて映画から学んだ。小説を書く際の肥沃な肥料。
- 「なら人間」を目指せ
- 「自分を高く評価して、謙虚に生きたまえ」。主体性と協調性。
- 仕事場は自分を磨く神聖な場所だ。
- 平凡を重ねてついに非凡にいたる。
- 歴史とは人間の生き方、死に方の集積。50代からは歴史を学ぶのに向いている。
- 山本周五郎の作品を読んで人間研鑽や人格修行に励む。情を学ぶ心の師匠。
- 太宰治。人の喜びや感動に奉仕する精神。文学の師匠。
- 一文のセンテンスは最長でも40字までを限度とせよ。(丹羽文雄)
- 自分の手足を使って得た「なま情報」に勝るものはない。活字情報は「干物」。
- 話法は落語から学んだ。6代目三遊亭円生。3分に一回は笑いをとる。
- 「お前の敵はお前だ」(石川淳)
- 「人の多くは死ぬべきときに死んでいく」
- 「たとえ世界の終末が明日であろうとも、私は今日、リンゴの木を植える」(コンスタンチン・ゲオルギュ)
野田先生や私の母と同じ1927年生まれの86歳という高齢を迎えても、なお執筆と講演に命を燃焼している「起承転転」の人生観には大いに共感を覚える。
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