読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「インターネットの次に来るもの−−未来を決める12の法則」

「インターネットの次に来るもの−−未来を決める12の法則」(ケヴィン・ケリ−:NHK出版)

〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則

〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則

今後30年を形成することになる12の不可避なテクノロジーの力について述べた快著。
出版は2016年7月だから、2045年あたりまでのインターネット以降の流れを予測した本。
考え方を変えて、この波に乗らなければ、破滅が待っている。

「なっていく」「認知化していく」「流れていく」「画面で見ていく」「接続していく」「共有していく」「選別していく」「リミックスしていく」「相互作用していく」「追跡していく」「質問していく」「始まっていく」。

プロダクトはサービスやプロセスになっていく。

  • これから起業するためには、ただ、XにAI機能を付ける、オンラインの知能を加えるものを探すだけでいい。化学、法律、音楽、洗濯、マーケッティング、不動産、看護、倫理、オモチャ、スポーツ。編み物、、。
  • 21世紀が終わるまでにいま存在する職業の70%がオートメーションに置きかえられる。トラック運転手は人間ではなくなる。
  • 2050年に一番儲かる職業は、まだ発明されていないオートメーションやマシンによるものだ。
  • ロボットやマシンと一緒に働くプロセスを最適化できた者が成功する。
  • コピーできないモノが希少価値を持つ。信用、ブランディング、バンド、講演、、、。
  • アートの民主化が進む。ミュージシャンでなくとも音楽が作れる。他の業界にも波及。
  • 優れたコレクションをキュレーションするユーザーが評判になり、商売できるようになる。
  • 所有権からアクセス権への転換。
  • Xのウーバー。花、芝刈り、往診、合法マリファナ、、、、。空いている資源とタウ買いたい人の組み合わせ。
  • シェアリングエコノミーはデジタル社会主義。国家は出てこない。
  • 今後10年で創造される仕事の量は、過去50年分を上回る。
  • すべての音楽、本、ゲーム、映画、文書がポケットに入る。クラウドで利用できる。そういう時代には道案内者が重要になる。
  • 影響力がキーになる。フィルタリング。生涯影響力、影響スコア、、、。
  • 経験の価値が上がる。
  • 組み換えることこそがイノベーションと富の源泉。
  • 自分のデバイスが感受性を持つ。筋肉、聾唖者、麻痺、、、。
  • 数値を使うことで定量化された自己を確立できる。セルフトラッキング。パーソナリズされた錠剤製造麻疹、N=1の世界、
  • ライフストリームは個人用電子版人生日記になる。完璧なアーカイブ、モノのインターネットの衝撃、顧客データという金脈、犯罪が起こる前の犯人の逮捕、
  • 共監視社会。
  • 量が質を変える。
  • 遊びと仕事の合体。見て、調べ、訊いて、質問し、反論し、飛び込んで、メモを創り、ブックマーク、、。とにかく自分なりに始める。新しいあり方−−波を乗りこなし、飛び込み、駆け上がり、飛び回り、つぶやき、新しいことに難なく入り込み、白日夢を見て、あらゆる事実に疑問を抱く。なみがしらと同じ早さで流れていく。
  • 世界脳。シンギュラリティ(特異点)、

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
台風10号に付き合って、映画「トラ・トラ・トラ」をDVDで観た。
山本五十六。情報戦。日米双方の組織の怠慢。真珠湾攻撃の映像。
−−−−−−−−−
夜は、スタートレックを1本。


「名言との対話」。8月30日。山口瞳

  • 「(新入社員)諸君、一所懸命はたらきなさい。誠心誠意ではたらき有能な社員になってください。有能な社員とは、役に立つ社員のことです。役に立つ社員とは、何か自分のものを持っている社員のことです。誠心誠意はたらきなさい。ミミッチイ考えを起しなさんな。給料分だけはたらけばいいだろう、なんて薄ぎたない根性をお持ちになったらオシマイだよ」
    • 山口 瞳(1926年(大正15年)11月3日 - 1995年(平成7年)8月30日)は、日本の男性作家、エッセイスト。36歳、サントリー宣伝部在職中に「江分利満氏の優雅な生活」で直木賞受賞。
    • 開高健のの紹介で寿屋(サントリー)に入社し、PR雑誌「洋酒天国」の編集や、コピーライターとして活躍する。ハワイ旅行が当たる懸賞のコピー「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」が代表作。受賞後しばらくは二足の草鞋を履いたが、「週刊新潮」の伝説的編集者斉藤十一からコラムの連載依頼を受けたことから、文筆業に専念するためにサントリーを退社。
    • 週刊新潮の人気コラム「男性自身」は1963年から31年間、延べ1614回、死の直前まで続いた。
    • コピーライターであったが、サラリーマンの生態や心理に詳しく、勤め人の生き方、人生論は人気があった。冒頭の文章は、新入社員に向けて語った言葉である。ただ、ひたすら働き、役に立つ社員になれというメッセージだ。適当に働いて給料をもらえばいいやなどというミミッチイ考えを捨てよ。こういう機微がわかる人が書くサントリーの宣伝コピーだから世の中のど真ん中にヒットしたのだろう。