ネットワーク多摩の総会後の懇親会

午前は、自宅で懸案事項の解決を考える時間にした。
今年度の実績、来年度の計画、予算の考え方、ゼミ生の就職、そして明日の後援会での講演の準備など。

午後、永山駅から歩いて多摩大に向かう。

教員ラウンジでは、本日の入試関係者がいたので話に加わる。
杉田先生、出原先生、豊田先生、彩藤先生、梅澤先生。
入学者数は最終的に目標通りになりそうということで安心。学長主宰コンペなどゴルフの話題。、、、。

17時からは、産官学で構成する社団法人・ネットワーク多摩の総会後の懇親会に出席。

「産官学の連携組織である「社団法人 学術・文化・産業ネットワーク多摩」は、広く市民も巻き込みながら、多摩地域の活性化のために事業を創造し、それを遂行する活動を進化させます。大学を核として連携に加わる各団体がそのもてる力を結集して21世紀の多摩地域のあるべき姿を描きます。そして実現への先導役を担います。我々の一連の事業活動は先駆的なものであり、首都圏はいうにおよばず、日本全地域を主役にした21世紀ビジョンが作り出されるモデルケースになることをめざしています。」

官の多摩市の後藤副市長とご挨拶。以下、新たに名刺交換し歓談した方々。
産の東京コカ・コーラボトリングの町田営業所の中園所長、岡本課長。
学では、嘉悦大学の学生センターの菅野次長、事務本部の長山さん。東京工科大学事務局の宮腰参与。白百合女子大キャリア支援課の山田課長。帝京大学の沖永理事長。

嘉悦の長山さんは、お父さんが宮城県庁勤務で、私の最初の行政委員であった宮城県行政改革委員会でお世話になった方だったのは奇遇。自宅は泉パークタウンの寺岡だそうだ。
帝京大学の沖永理事長とは、大学運営の話題。「現代の志塾」にも賛同いただく。ソーシャルビジネス、産業循環、、、、。
東京工科大学の宮越参与とは初対面だったが、最後の締めの挨拶で私の名前を出したので驚いた。このブログのファンだった。情報源として活用しているとのことで嬉しかった。宮越さん、読んでいたらぜひコメントを!

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合田周平「中村天風と「六然訓」(PHP新書)

先日、大仏次郎賞のパーティでお会いした合田周平先生から著書が届いたので読了。
中村天風と「六然訓」(PHP新書)。思想家・中村天風(1876-1968年)の弟子である合田周平(1932年生まれ)が書いた天風論。

中村天風と「六然訓」 (PHP新書)

中村天風と「六然訓」 (PHP新書)

頭山満の書生、済々黌生を刺殺(正当防衛)、軍事探偵として「人斬り天風」、コサックの銃殺から間一髪で救出される、結核を治すためにアメリカへ、イギリスでは大女優の家に居候、帰国途中で出会ったインドのヨガ聖人に弟子入りしそのまま修行。中国で孫文の革命に参画。帰国後、銀行頭取などで活躍。43歳、感じるところあり身分と財産を処分。天風会を創設。政財界の実力者が多く入会。主治医は北里柴三郎。92歳死去。経歴を見ると実に興味深い人物だ。

六然訓:超然任天 悠然楽道 厳然自粛 藹然接人 毅然持節 泰然処難

「聴松堂語鏡」(明の崔銑著)の六然訓と少し違うが、、。
自処超然 人処藹然 有事斬然 無事澄然 得意澹然 失意泰然

以下、天風の言葉から。

  • 人生も国家の命運も、最終的には個人の根底に流れる精神力による決断力と行動力に委ねられる。
  • 陽気の発する処、金石また透る
  • 「肛門を締める」につれて両肩の力を抜き、静かに息を吐く動作から始まる。
  • ザックリと人生を捉えよ
  • 一芸とは一つの芸事のみを指すのではなく、それに打ち込むことで、「心の修行」に励み、悟りの境地に到達するという意味なのだ。