「自己流な生き方のすすめ---唇に歌を」(粟田先生最終講義)

定年を迎える粟田先生と恩地先生の最終講義が行われた。

開学から8年間勤務し初めての定年による退職が粟田房穂先生で、いわば大往生。

最終講義は、インテリジェンスとユーモアとアイロニーの溢れた名講義だった。

朝日新聞論説出身で、経済学、社会学といった分野を専門にしている。

正義感が強く、新聞記者だなあと感じることも多かった。信頼のおける人柄。

開学以来ずっと一緒に行動してきた戦友だが、粟田先生の講演や講義をきちんと聴いたことはなかったと不思議な気がした。


メッセージ

1.合理的思考をする---初めに論理ありき。大学は理屈を学ぶところ

2.「個」と「全体」を考える---求心性と遠心性のはざまで

3.「知のめぐり」をよくする----知識増殖のメカニズム

   1・断片的知識  2.抽象化・一般化の過程 3・自己表現

   「イエス・バット、ノー・バット」

4.他人のリズムでなく、自分のリズムで生きる