健康と話術−−−今月82歳を迎える野田一夫先生の名人芸に感心

k-hisatune2009-06-09

大学で仕事をした後、京橋の出版社へ。
同僚教授の樋口裕一さんとの共著のための対談第二弾。今回は最近の学生や若者の状況を中心に語り合った。樋口さんは予備校を中心に、私は大学教員になってからの10年超の経験を話し合った。面白いキーワードも出て、順調に進んでいる。この新書は9月発刊予定。
この出版社の比較的新しい新書シリーズは、論争集、教育書、若者論、人間関係指南書の実用書などをターゲットとしており、出版業界最大の激戦区である新書の世界で独自の存在感を持っている。今回のテーマは、教育、若者、人間関係などを網羅したものになる。

二人で赤坂に向かう。エクセルホテル東急で行われた「野田一夫先生 感謝の夕べ」に出席。最上階の「ジパング」の一角を借り切り30人ほどの教員と職員が集まり、1年間の学長代行をつとめた野田先生へ感謝の意をあらわす会。私はあまり世話をしなかったが、世話人ということになっている。

出席者のあいさつはほとんどなくて、野田先生が2-3度話をされたが、相変わらずのユーモアたっぷりの名人芸の話だった。6月に82歳となる先生の、健康と話術、に皆で感心。

終了後は、諸橋先生、飯田先生、管野先生、樋口先生、私の5人で、コーヒーを飲みながら、少し歓談。開学当初から勤務している飯田先生に当初の有名人教授たちのそろった教授会の様子などをうかがう。開学当初のエネルギーあふれる大学のエピソードは興味深かった。

6月17日の「開学20周年記念シンポジウム」の準備のため、開学前、開学後、そして最近までの大学の変遷がわかる本や資料を読んでいる。歴史を知ることで、現在の状況がより深く理解できる。多摩大のDNAを大事にしながら、新しい伝統をつくっていくことが必要だ。