新著「あなたの人生がうまくいく 7つの成功法則」(三笠書房)

k-hisatune2009-12-13

新著が、書店に並び始めました。「人物記念館の旅」を題材とした著書の第二弾です。
この本ができあがるには紆余曲折があり、時間がかかっています。最初は仙台時代に持ちあがった企画なのですが、「本物」というテーマで執筆が始まりました。途中、何度か出版社とのやりとりがあり、方針を変えて「才能」をテーマとすることになりました。そして最終的には、内容はそのままですが、タイトルを変えるということになり、なにやかやで本に結実するまでに3年以上の年月がかかっています。何度も書き直しをしたこともあり、結果的には文章が練れていて、自分としては気に入った仕上がりになったと思います。http://www.amazon.co.jp/dp/4837923453/

NPO法人知的生産の技術研究会の八木哲郎会長から、さっそく書評をいただきました。ありがとうございます。
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著者は若い時から「知的生産の技術」研究会が主催した数百人の講演を聞き、また最近数年間で全国にある著名人の人物記念館300館以上を訪ねて、人間の才能はどのようにして発揮されたのかについて思索した最終的な結論をこの本で出している。
この本に収録された著名人は歴史的な偉人から現代のすぐれた個人まで、時代、分野も問わず、才能を発揮して成功した人のいろいろなエピソードをまじえてやさしく書いてある。
そびえたつような昔の偉人ばかりでなく、誰でも知っている松井やイチロー村上春樹なども出てくるから、親しみやすい。
何も艱難辛苦、切磋琢磨の物語ではない。この人たちは好きだからそれをやったのだということがわかる。
この本1冊の中に、人生如何に生きるべきかが、すべて語られていると言ってよいであろう。
幸い、コンパクトで読みやすいので、全国の小中高、大学はこの本を必読書として各人に読ませ、あるいは道徳の時間に教科書として採用したらよいと思う。
内容的には、前半で、才能とは誰ももともと素質としてもっているものであるが、眠っているそれを意識して引き出す方法、育てる方法について説明し、後半では偉人や著名人がいかにしてそれを発揮したかを実例をあげて説明している。
この本をよんでいると、「あれッ、これならおれもやれるんじゃないかな」と知らず知らずに思ってしまうから不思議である。
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本書の「はじめに」から

 多くの人にとって、「どう生きるか」「どう働くか」は永遠のテーマであろう。
 そして、一度きりの人生、どうせなら自分の能力を存分に発揮して、成功したい、満足したい、そして幸せな一生を送りたいという気持ちは誰にでもあると思う。 しかし一方で、「自分にはなにが向いているのか」「どうしたら自分の才能を発揮できるのか」について悩む人も多い。 それを知るためには、過去の「成功した人たちの例」をひも解いてみるのが、一番わかりやすい。
 私はこれまで五年の歳月をかけて、日本各地に点在する、偉人を顕彰した人物記念館を訪れ、「天才」と呼ばれる人たちの生きざまや人となりを研究してきた。その数も三百を超えるところまできている。 そこでわかったのは、彼らはみな「ある分野における傑出した仕事師である」ということだった。自らの才能を的確に把握し、それを存分に発揮できたからこそ、歴史に名を残すような偉業をなしとげることができたのだ。では、彼らは短い人生のなかでどのようにして自分の才能に気づき、それを開花させることができたのか。 それには、七つの共通点が考えられる。 それは、
 1.お手本となる「師匠」がいる
 2.お互いを高め合える「ライバル(敵)」や「友」がいる
 3.「強い志」を持ち続けている
 4.「怒濤の仕事量」をこなしている
 5.「自分を鍛える」ことを忘れない
 6.「構想する力」を持っている
 7.「日本のよさ」を知っている
 である。彼らは少なくともこれらのうちのいくつかを持ち合わせていた。そして、これらはわれわれが生きていくうえでも、おおいに参考になる項目である。ここには、自分の気づいていない才能を探し出し、それを存分に発揮するための知恵が山ほど隠されているのだ。 本書は、この七つのポイントをもとに、過去に大きな功績を残した「人生の達人」たちの生きざまを振り返りながら、自分の才能の芽をいかに見つけ、そして開花させるかの方法やヒントを紹介している。 どんな人も必ず「才能の芽」を持っている。しかし、才能は磨かなければ、顕れることはない。
 この本は、あなたのなかに眠る才能を目覚めさせ、そしてあなたの人生をよりすばらしい人生に変える助けとなるだろう。
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本日は、AO入試の面接官。一緒に担当した星野先生と終了後もいろいろ積もる話ができた。