「大学は往く 多摩大学 現代の志塾をめざす」(教育学術新聞)

2月16日の教育学術新聞(日本私立大学協会発行)の「大学は往く 新しい学園像を求めて」で、先日取材を受けた記事が掲載された。寺島学長の発言を私が紹介しながら補足するというスタイルの記事構成。以下、寺島学長の発言。

  • 「学生には、時代に発信する識者の生の声を聞いて現代世界を生きるヒントを得てもらいたいという意図、社会人の方には大学と地域社会の壁を超えて、大学が発信できるものを伝えたいという意図が、次第に定着してきたと思う」
  • 「「人間を育てる教育の場」としての大学を探究していきたい。教員を中心とする研究の場であるというよりも、一業を成したいと志す人間の基盤能力を育てる場を目指す。時代環境に受身で生きるのではなく、自分のテーマを発掘して挑戦しようとする学生を鍛える場を志したい」
  • 「問題解決力の高い卒業生を、多摩地区を中心とする志ある企業に就職させたい。大中華圏を中核とするアジア・ユーラシアダイナミズムの勃興という新しい時代に参画してもらいたい。」
  • 「今、新たな世界秩序とその中での日本の役割を構築せざるをえない局面にある。経済活動の現場も教育の現場も、新しい時代の課題に果敢に挑戦する人間を求めている。こうした時代の「一隅を照らし」、次なる時代を支える人間を育てることこそが大学の使命である」