久保田一竹美術館

久保田一竹美術館。河口湖町

久保田一竹は、「一竹辻が花」を完成させた染色家。
1917年生れ。14歳、友禅師小林清師に入門。20歳、幻の「辻が花」染めに出会う。
27歳から31歳まで戦争、シベリア抑留。31歳で復員。
44歳、小平市に一竹工房。一竹染めを創案。
45歳、一竹辻が花
60歳。ようやく世界に認められる。
77歳、1994年に河口湖に久保田一竹美術館を開館
2003年、85歳で逝去。

高さ13メートルのピラミッド型の本館には、ライフワーク「光響」の連作、富士をテーマとした代表作が展示されている。勇壮、繊細、濃密、、、。
ライフワークの「光響」は、80連作が目標である。現在46連作までができていり、弟子たちが後を継いでいる。

辻が花染めは、室町時代に栄えた縫締絞の紋様染めで、庶民の小袖から始まり、後に高級品として一世を風靡。江戸時代に友禅染に押されて姿を消す。