EKI(駅)+CONSUMER(消費者)=EKISUMER

「EKISUMER」という雑誌がある。
「エキシューマーをもっとよく知る情報マガジン」というサブがついている。JR東日本企画が発行・編集となっており、JR東日本とその関係企業に配っている。
EKI(駅)+CONSUMER(消費者)=EKISUMER(エキシューマー)というわけだ。
エキナカや駅のファッションビルなどでショッピングを楽しむ消費者たちをさまざまな観点から研究するマガジンである。この雑誌が「通勤通学ルネッサンス--変わり始めた、電車内時間」という特集を組むということで、私へインタビューの依頼があったので先日実施し、それが送られてきた。
インタビューを受けているうちにアイデアがいくつも湧いてきていいインタビューになったし、多摩大の食堂で撮った写真もモダンな感じがあり、いい記事に仕上がっていた。タイトルは「電車の中は、「公」でも「私」でもない「個」の時間。」見出しは「通勤時間を、無駄なコストではなく資源と捉え直す」「電車の中は、マーケッティング空間や街の活性化にも利用できる」「「個」の時間の充実をコンセプトにすれば、トレインスクールも発想できる」。
「電車内時間には、どんな可能性が眠っているのだろうか。「通勤時間は資源である」という全く新しい切り口でその活用術を説いてこられた多摩大学教授・久恒啓一先生にお話を伺いました。」

久恒「公私の区別」っていうでしょ、僕はこの考え方が間違っていると思うんです。「公」は仕事、「私」は家庭。そうすると、会社では係長、家に帰るとお父さん、それ以外の人生はない。それではいけないと思って30歳になったときに、もうひとつ「個」を自分の人生に入れようと思ったんです。で、自分に残された時間はいつかと考えたら、朝しかなかった。、、、通勤の電車の中が非常に大事だ。これこそがサラリーマンに残された唯一のフロンティア。、、それは自分の黄金の時間だから、短くては困るんです。むしろ通勤時間は長い方がいいという新しい考え方に至ったわけです。、、
電車の中で寝ている人が減ってモバイルをやっている人が増えている。残っているのは経営資源は電車の中。電車の中はテストマーケッティングンに使える。講演や時事解説のチャネル。名所や商店街の紹介。沿線情報。健康コンシャス。駅に勉強会のスペース。トレインスクール。、、、。

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N出版社の編集者が二人みえて新しい企画の相談。
一人は私の単行本やビデオ・DVDを担当してくれている人で、もう一人は新書と文庫の編集者。
東日本大震災後の日本の復興に向けてどういう本が必要かなどの議論もあり楽しい企画の時間となった。3つの企画が始まる。