「秩父で富田勲先生を囲む絶品の蕎麦と大吟醸を愛でる会」

1994年以来、毎年のように行っている「「秩父富田勲先生を囲む絶品の蕎麦と大吟醸を愛でる会」」のツアーに参加。
今年は13人の参加となった。富田先生の御嬢さんの妹尾さんも参加された。瀬尾さんは「酒サムライ」(SAKE SAMURAIという肩書で国際的にも活躍している。富田先生のしつけで子供の頃から酒に親しんでいるそうで、「日本酒は、我が家の家業です」というのが面白い。

富田先生と一緒に席に座って話をする。お招きいただいている12月の「富田勲源氏物語 芸術祭2」の話題では、電子人形師「ホリ・ヒロシ」さんのことを興味深く聴いた。

秩父駅から歩いて10分の「手打ちそば こいけ」は、私たち仲間の間では「日本一」という定評のあるそばを堪能できる。お客さんも多かったが、3時過ぎからは私たちの貸切となって、小池さん夫妻も一緒になって、愉しい時間を過ごした。

羽鳥さん画。

今回のお酒は、菊姫と上喜元と四季桜の大吟醸。絶品のそばと大吟醸の組み合わせは素晴らしい。メンバーの近況も交換。


以下、毎年の記録から。
「毎年ある季節になると、親しい仲間と日帰りの旅をしている。
正式な名前はないが、「秩父富田勲先生を囲む絶品の蕎麦と大吟醸を愛でる会」とでも説明したらいいだろうか。富田先生とはシンセサイザーとして有名な音楽家で、「新日本紀行」などの素晴らしい音楽をつくった方だ。この先生は日本酒愛好家(愛酒家)としても知られており、ビジネスマン時代日本酒に関するプロジェクトでご一緒して以来、親しくお付き合いさせていただいている。
例年、西武池袋線の終点の秩父にある「こいけ」という知る人ぞ知る蕎麦屋に十数人の仲間とでかけ、富田先生が自ら選んだ絶品の大吟醸と日本一の蕎麦を堪能する会である。
毎年のことだが、小池さんのつくる蕎麦は実においしい。真摯で誠実な職人肌の人柄がそのまま出ているような素晴らしい蕎麦だ。今年のお酒は、金沢の菊姫大吟醸、栃木の四季桜「聖」、そして酒田の上喜元だった。そして廃業した菊の城。いずれも名酒だが、私の中では常に第一位は「菊姫」である。一杯飲むと夢幻の境地に入っていく。
富田先生の大吟醸のような人柄に接しながら、人事や関心事項、やっていることなど互いの近況を報告しあい、打ち手の小池さんの解説を聞きつつ、今年一番出来のいい酒と絶品の蕎麦を食べる時間は至福のひとときである。」

日本航空がファーストクラスに日本の代表作である大吟醸を搭載して評判になったプロジェクトから端を発した会で、そのときの仕掛け人である富田勲先生、私、関口さんの3人を中心に、客室乗務員を中心に当時の仲間が集う。」