本日発売の「週刊現代」にインタビュー記事。テーマは「はしだのりひことシューベルツ」が歌った『風』。

本日発売の「週刊現代」にインタビュー記事。テーマは「はしだのりひことシューベルツ」が歌った『風』。

「人は誰もただ一人 旅に出て」から始まり、最後は「そこにはただ風が吹いているだけ、、、。」で終わる1969年発売のあの名曲の思い出を語る4pの記事。私、作詞のきたやまおさむニッポン放送亀淵昭信、歌手の楠木誠志郎、物学者の福岡伸一という面々が登場している。

私の部分は、大学入学、弁護士志望、全学ストライキ、探検部、就職、研究者、、。最後は「あんなに短い言葉で、端的に人生を表現した唄は他にありません」で終わっている。 f:id:k-hisatune:20201110042339j:image

ビジネスマン時代に愛読していた「週刊現代」も主要読者であったビジネスマンが退職し、記事は高齢者向けになっている。「65歳からの、、」「昭和から平成、令和へ」、、。この記事も「思い出」の一貫。

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午前:大学で打ち合わせ。図解塾の資料準備。電話:母、弟、妹。

午後:立川のけやき出版で、相談に乗る。

「名言との対話」。3日のマチスで筆債終了。

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「名言との対話」11月9日。長谷川浩之「ターボチューンもいいけど、自分のエンジン、作りたいね」

長谷川浩之(1946年4月8日ー2016年11月9日)は、自動車部品のエンジニア。

静岡県生まれ。中学卒業後、第1期生として国立沼津高等専門学校に入学。エンジニアを目指し、1967年ヤマハ発動機入社し、研究課でエンジン関係を担当する。トヨタへ2年間出向。1979年、レース用エンジンやチューニングパーツの開発・販売を目的とする株式会社HKSを設立。チューニングパーツメーカーとして、ターボチャージャーなどの過給機マフラー、電子制御部品、サスペンションなどのチューニング部品を製造・販売している。また、レース用エンジンの開発や超軽量飛行機用エンジン、LPG自動車天然ガス自動車用燃料供給システムの製造を行っている。現在は 大手自動車部品製造販売会社となっている。

チューニングとは何か。購入した車に満足せず、クイックなハンドリング操作、音にこだわってマフラーを変える、車高を低くするなど、自分流にアレンジして好みに仕立てあげることをいう。パーツを強化し、改良し、その車のもっているポテンシャルを顕在化するのである。エンジンに空気を過剰供給するとパワー性能がアップする。それをターボチューンという。私には縁がなかったので、問題を起こす改造車というイメージを持っていたが、今回この分野のことを初めて知った。

夢はエンジンをつくることだった長谷川浩之は、インタビューで、勉強についての質問に以下のように答えている。

「小学生と同じだね。本を買って読み漁り、その知識を実車で試してみる・・・この繰り返し。分からないことは恥ずかしい!なんて言っていられないから、教えてもらったこともある。技術は努力しかない。それと実験、分析だね」

根っからの技術者であった長谷川は、たゆまぬ勉強という努力の継続で得た知識をもとにした技術を、実地に実験して試し、結果を分析し、さらに技術を磨いていくという繰り返しの日々を送った。自分のエンジンという夢に近づいていったが、時間が少し足りなかったのは惜しまれる。