4月創刊予定の高校生向けキャリアマガジンの取材を受けた。
大学や専門学校などの広告で経費を賄うフリーマガジンで、東北中心に配布する。
この創刊号の特集で、仙台のドミニコ学園高校の4人の高校3年生が制服姿で現れた。
・今どきの高校生へのアドバイス
・進路をどのように考えたらよいか
・高校時代、何を考えていたか
・キャリアとは何か
・夢について
こういう質問に答えながら、キャリアに関する私の考えを述べるという形式のインタビューである。二人は養護教諭希望で、他の二人はまだ具体的な職業のイメージが固まっていない。彼等の語った言葉を話題にしながら、生い立ち・出会い・出来事・価値観・性格・関心・能力・好きか嫌いか・得意・不得意などをキーワードに話を組み立ててみた。
私の高校時代についての質問もあり、真面目で気弱な高校時代、失意の時代を経て探検部活動にのめり込んだ大学時代、そして就職してからの職場の変遷、向いた仕事と向かない仕事、大学に転身した時の志と結果、などについて語る。
また私のなりたかった職業の変遷も話してみた。
小学校時代はアナウンサー、中学校時代は新聞記者、高校時代は弁護士、大学時代は探検家、卒業後はビジネスマン、そして大学教授への転身という一貫性があるとはいえないキャリアに関する軌跡、そしてこれはその場その場で一生懸命にやってきた結果であることなどを説明する。
「今まで何をしてきましたか?」そして「今から何をしたいですか?」という二つの問いに一生のどの時点にあっても常に答えることができる準備があることが重要であること、一生をかけて自分になっていくこと、このブログのタイトルである「今日も生涯の一日なり」という言葉がキャリアを考えるときのヒントになることなど、高校生に知ってもらいたいことを話してみた。
この4人は宮城大学志望(看護学部・事業構想学部)ということなので、下記のような質問も受ける。
・宮城大学の魅力や特徴は何か
・実学とは何か
最後に、研究室の本棚に並べてある私の著作から興味のある本を選んでもらって贈呈する。
「図解・女性のための成功ノート」「勉強してはいけない!」「図で考えれば文章がうまくなる」「残業はするな、前業をせよ!」が彼等の選んだ本だった。
女子高校生に関心が垣間見える気もする。