「これまでの私とこれからの私」を語る習慣

私にとって「知的生産の技術」というのは、結局、生き方と一致してきているような気がします。

つまり仕事の技術であり、キャリアデザインの技術であり、ライフデザインの技術でもある。

例えば手帳の使い方というのは生き方に直結しています。

ITの使い方も時間を生み出すためのものですから、仕事や生き方の問題になります。

生き方をより自由にしようと考えると、そういう知的生産の技術を磨くことによって、効率を上げ、その結果生じた時間をより豊かな人生のために使うことを心がけることになる。

大学の探検部時代、なぜ探検をするのかという問いに対して、「外的世界の拡大は内的世界を深化させる」という考え方があり、私はこの言葉を指針としてきました。

また、「今まで何をしてきたのか」と「今から何をしたいのか」を常に考えていることが、人生を充実させると考えています。
2年前に宮城大学退任時に催していただいた「さよなら講義」のテーマは「これまでの十年、これからの十年」でした。
会社に入る時は「これまでの大学生活とこれからのビジネスマン生活」。
定年退職の時は「これまでの私とこれからの私」、、、。

常にその時点でこれまでの私とこれからの私を語ることができるような習慣を身につけることが大事だと思っています。
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夕刻からの会合2件。
NPO法人知的生産の技術研究会の八木会長、秋田事務局長とミーティング。来年の理事会・総会、セミナーの予定、出版プロジェクトの確認など。
次に、UPUというユニークな企業の創業者として著名だった吉澤潔さん、多摩大の高野課長、多摩大総研の松本先生と懇親会。