山下清、シャガール

雨の湯布院。
朝食は8人全員でよもやま話をしながらとる。
その後、湯の坪横町付近を散策。民芸品、木工品、布製品、足湯、などを見ながら歩く。

湯布院「夢」美術館山下清原画展をみる。私は二度目なので、順路を逆にまわってみる。放浪の画家を描いたテレビを見ながら年表を見ると、1922年生まれだから生きていれば85歳である。
絵は自分の部屋に飾るつもりで選んで観るという鑑賞の仕方はなかなかいい。大宅壮一池内紀の文章や本が目に付いた。レコードに絵をかいたりお札を切り絵の材料につかったり、自由で純粋な感じがする。平均年齢の67歳くらいまでは生きたいなあ」といった山下清は49歳で逝った。

次にマルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館。1887年生まれえ1985年死去だから98歳まで生きたことになる。聖書とサーカスがシャガールの二大テーマだった。サーカスにも「聖書と同じ気持ちがこみ上げてくる」と語った。この美術館ではサーカス関係の絵がほとんどだった。「サーカス」のオリジナル挿画本があった。