10時からの付属聖ヶ丘高校の入学式に出席のためみえた寺島学長が早く着いたので、終了後行う予定だった打ち合わせを9時過ぎからはじめる。
10時からは、多摩大学総合研究所の松本先生と打ち合わせ。6日にオープンした総研のホームページの説明とブログの書き方、ホームゼミの打ち合わせ、インターゼミの情報提供など。
11時、寺島学長が戻り、管野先生と一緒にインターゼミの打ち合わせ。
11時半、経営企画室長の林川先生の学長説明。
午後は、研究室で仕事。
17時から、丸の内の21Cクラブで、DC社の女性社長と出版の打ち合わせ。今までの路線とは違った方向の本。思ったより早く刊行できそうだ。
18時半、有楽町のJPIカンファレンススクエアで、「スピーカーズコーナー・トウキョウ2009」(http://www.jpi.co.jp)のセミナーに出席。主催は多摩大学統合リスクマネジメント研究所で、運営事務局は日本計画研究所。旬のテーマを設定し、3人の講師が1回づつ登壇し講演というスタイル。
今回は、「イスラムとイスラム金融を知る」というのが共通テーマで、本日はNPO知研の八木哲郎会長が「日本人が誤解しているイスラム」というテーマで2時間の講演、来週は「イスラム金融について」で、みずほコーポレート銀行の井野誠一郎部長、再来週は「イズラム金融にみるイスラムの経済思想」というテーマで、桜美林大学国際学研究所の福島康博氏が講師をつとめる。
5月2日からのシリーズは、「新エネルギーのビジネス戦略」が共通テーマで、新エネルギー、太陽光発電などのテーマとなっており、興味深い。
さて、八木哲郎会長のイスラムの講義。今までの蓄積の上に立ってこの3年ほどの猛勉強が実った講演だった。いい資料をいただいた。
日本人が誤解している点、中東地域の特徴、データ、歴史、石油、などイズラム世界に関する広範に及ぶ内容だった。
- 白人意識、後進国ではないという意識、テロリストはイスラム中央とつながっている、欧米とは近代についての概念が異なっている。
- 中東の石油は、ドイツと日本に太い流れで流れている。
- キリスト教33%、イスラム教20%、ヒンズー教13%、仏教6%
- ムスリム人口は14.4億人
- 反・欧米ロ、反共は、イスラム主義に収れん
- イスラム法と近代との折り合いをどつけるか?
- 部族自治が中心の社会(この部族社会という概念が昔から私(久恒)にはよく理解できない)
- 不安定の弧
- イギリスの三枚舌外交(パレスチナをユダヤ人に。アラブを英仏で分割。アラブの独立)
- 日本は、アメリカの肩入れしすぎてはいけない
- サウジアラビアも中、ロが武器供与するなど、反米化の動きも
- 9・11は、フセインを打倒するために周辺諸国が仕組んだ陰謀の可能性
終了後、主催者で司会をされていた多摩大統合リスクマネジメント研究所の河村幹夫所長、日本計画研究所の武内会長とご家族ら、そして八木さん、樋口さん(多摩大)、秋田さんとで1時間ほど懇親会。