市町村アカデミーで自治体職員に喝!

午前中は、寺島文庫ビルで寺島学長と一緒に深い縁のある企業のトップと面談。その後、いくつか学長と情報交換。明日からのインターゼミの打ち合わせも。

午後は、幕張本郷で市町村職員中央研修所での講義に出講。この研修所は市町村アカデミーという通称で呼ばれているが、全国の地方自治体職員の研修を行う総本山だ。こことは縁があって、もう10年近く通っているのではないか。

「財政運営−−変革期の自治体財政運営」という専門実務研修過程の受講者で、88名という大所帯だった。
私は10日間ほどの研修のうちの半日を担当しているが、他の科目は総務省の役人と大学教授、コンサルタント公認会計士が講師である。
地方財政の現状と今後の課題」は、総務省自治財政局交付税課理事官、「地方債制度の現状と改革の方向」は総務省自治財政局地方債課長、「地方公共団体財政健全化法と財政運営」は同自治財政局財務調査課長、「地方税制の玄女医と今後の課題」は同自治税務局企画課長、「自治体の経営改革手法(アウトソーシングとPPP)」は日本総研執行役員、「行政評価の仕組み」は富士通総研コンサルタント、「公営企業等の経営のあり方」は総務省自治財政局公営企業課長、「地方財政の展望と自治体の対応」は神奈川大学の青木教授、「公会計制度と財政分析のポイント」はトーマツ公認会計士、「民間企業の経営戦略」は東京女学館大学の西山昭彦教授というカリキュラムである。

北は北海道苫小牧市から南は沖縄宜野湾市までで、23才から47才までで平均年齢は35才。係長・主査級と主任・主事・技師クラスがほとんど。所属は、財務部、企画財政部、会計室、教育委員会、県庁、都市戦略部、などの職員。

最初の一時間半は行政改革の失敗の原因、財政担当者としての仕事の心構え、コミュニケーション手段としての図解などを講義した。その後演習に入り、指導を行う。行政に関する聞き慣れない理論と、手法だと思うが熱心に聴いてもらったし取り組んでもらった。また一人一人の持つ現場での影響力もあり、こちらも力が入る。

秋には、企画担当者に対する同様の講義が2回ほど予定されている。