朝、4時に起きてブログを書き、授業の準備をする。
- マネジメントデザイン2の3回目の授業。
本日のテーマは「仰ぎ見る師匠」で、取りあげた人物は、横山大観と平櫛田中とその師匠である岡倉天心、渡辺崋山とその師匠である佐藤一斎、昭和天皇とその師匠である明治天皇を中心に講義をする。
- 昼休みは、学内の見回り。斉藤T先生と事務局の阿部さん。
- 4年生の岡君来訪。進路、日本一周、ソーシャルメディア、留学生活用、、。
- 母校の九州大学法学部同窓会報が届く。
2010年度卒業生の進学と就職状況のデータが掲載されている。卒業生181人中、法科大学院を中心とする進学が計47人で26%が大学院進学。就職先では、多い順に、福岡市役所12人、福岡県庁9人、トヨタ自動車4人、九州電力4人、鹿児島市役所、東芝、福岡銀行、三井住友銀行、大分地方裁判所が2人。人事院、総務省、法務省、内閣府、文部科学省などの中央官庁や日銀、各県の県庁、そして銀行、保険、鉄鋼、などの大手企業が一人づつ。
私の時代は、大学院に行く人は一握りだったし、東京に出る人が圧倒的に多かったのだが、九州にとどまる人が多くなっている。ここも内向きの傾向が出ている感じがある。
学生時代から九大一筋という酒匂法学研究院長のインタビュー。
教員組織の再編で、ポイント制が導入されている。教授1、准教授0.79、講師0.69で学部の総ポイントを算定しその範囲でポストを運用する。そして毎年学部ごとに1%を減らして大学全体でプール。学部が改革計画を出してポイントを要求する仕組み。ミニ教養部である基幹教育院構想もある。
研究院長は、教員組織再編は「文系の学部には適合しにくい制度と思えます」「ミニ教養部ではたしてうまくいくにかという懸念もあります」などと懐疑的な発言をしており、学内の合意形成がうまくいっていない様子がわかる。
- 来週以降ラッシュになる講演の準備で配布資料などを検討する。今日は徳島県からの依頼があった。
- 明日の取材の資料をそろえる。
- 夕刻は江戸橋で小中陽太郎先生の出版記念パーティ。
日本ペンクラブ、酒のペンクラブ、市民運動家、芸能界、知研、など様々の団体の方が入り乱れる小中先生らしい不思議な雰囲気のパーティだ。
小中先生は小田実らと始めたベ平連運動などで有名な方だが、知研も創設以来ずっとご指導いただいている。知的で、教養が深く、話が面白く、また何より人柄が素晴らしい尊敬すべき先達だ。学界関係者にも紹介していただいた。
柴又の寅さんの風体をしたボランティアとの愉快な会話、出版社の人、浅香光代の6番目の夫という懐かしいセシ凡太、地元の政治家、BSで見かけるコメンテーターなど様々の人種が集う。「霊柩車の歌」を歌う老人も良かった。基本的には市民運動家の集まりだ。知研からは、八木会長、近藤さん、秋田さん、そして私が参加。
小中先生に「遅咲偉人伝」と「人生を拓く言葉130」を贈呈して、八木さんと家路に着く。「いい話グセで人生は一変する」(青萌社)を帰り際にいただく。帰りの電車の中で半分ほど読む。人間観察の鋭さに感心。