大分市の「出あいの村」でミニ講演。

大分の「出あいの村」でミニ講演。

大分駅にできた温泉で疲れを癒やす。
JR九州の話題の「七つ星」のデザイナー水戸岡鋭治さんがデザインした大分駅の屋上を見学。

19時から、駅に近い場所。
別府鶴見丘高校の糸永先生との縁。
高校、小学校の教諭、社会保険労務士、PTA連合会の会長、福祉関係者、専修学校の広報、こういう人たちと名刺交換。
1時間少し話をして、後は鍋をつつきながら歓談。

以下、いただいた感想から。
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すごかった!! 
能力の無限の可能性を感じた夜でした。昨日は図解の第一人者久恒啓一先生の図解講座の準備会に参加しました。
何がすごいのか。一言で言うと、『本当に自分で考える』ことを体感できたことです。
久恒先生は、いろいろ(歴史、社会、組織論、国際社会などなど)な分野において軽く1時間以上は語れる。それは自分で考えているからです。先生の口癖は「何故なら」であるが、様々な分野においての「何故なら」が明確で反論の余地がない。それは、その事象を大きな視点から俯瞰し、総合的に自分で意見を考えているからです。
みなさん。一度自分を振り返って見て下さい。あなたの意見は本当にあなたの考えた、あなたのオリジナルの意見でしょうか?私は恐らく自分の意見(自分のオリジナルの意見)は数%のような気がします。そういう意味では、自分の可能性を感じた時間でした。
さすがに、最高裁判所トヨタ自動車など様々な一流な方を対象に講演をされ、100冊以上の著書を書き、その本が数か国で翻訳され、副学長をされている大学を改革ランキング上位に導くなど、一般的には考えられない功績には理由がありますね。すごかった!!!
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「名言のとの対話」2月8日。栄久庵憲司

  • 「モノを作ること、デザインを作ることは、念仏を唱えることと一緒」
    • インダストリアルデザインの日本における先駆者で、デザインに命を賭けた栄久庵憲司の命日は2月8日。
    • 道具とは、道を具えると書き、この概念はインダストリアルデザインよりも大きい。この人の代表作の一つは、誰でも知っている「キッコーマンの醤油差し」だ。
    • 日本人はモノに人格があり、仏性があると考える。物教徒であると栄久庵は言う。そして自動車の値段と仏壇の値段とは、ちょうど釣り合っているとする。
    • 工業製品にも美があるというのは、生活用具に美を見出した民芸運動に通じる。民芸運動の発展がこの人の天命だったと思う。梅棹忠夫が「アジア的基盤のひとつが、『モノにも心がある』という思想だ」と言ったとあるが、日本人がモノを心を込めて作るのにはそういう背景があるのだ納得する。自動車メーカーのロボット、そして現在のペッパー君もそういう背景と流れの中にあるのだろう。
    • インダストリアルデザインという分野の開拓者は、子どもの頃の海外経験、マネジメントでは海軍兵学校、浄土宗僧侶としての視点など、すべてを生かしながら、「道具道」を極めようとしている感を深くする。