「目からウロコ」--自治大学校で係長級職員研修


総務省所管の自治大学校が立川にある。周囲は国立国語研究所などの機関や東京電力などの防災関連の大きなビルが並ぶ地域にある。全国の自治体の幹部教育を行う機関だ。

今回は係長級職員の3か月研修の一コマを受け持った。13時から17時まで。
法制経済40時限、地方行政論30時限、公共政策総論8時限、公共政策各論16時限、行政経営総論12時限、行政経営各論26時限、演習74時限、講師養成課目8時限、その他11時限という充実したカリキュラムだ。
外部講師では、成蹊大、一ツ橋、成城大、早稲田大、帝京大、首都大、東大、岡山大、国際医療福祉大、西南学院大、自治医科大、山梨学院大東京理科大、香川大、関西学院大、立教大、立正大、日大、多摩大の教授が参加している。

今回は私のスケジュールの関係で本来は30名内が原則にしているのだが、175名の受講生を担当する演習となった。
受講生名簿には北海道函館市から始まって沖縄の糸満市までほとんどの県の市町村の名前が挙がっている。
40代が152人と大半で、最年少32歳、最年長49歳という構成だ。
企画25人、総務37人、財政・税務23人、環境・保健衛生26人、福祉16人、農林水産6人、商工・観光9人、土木18人、教育12人、議会・選挙3人。あらゆる部門からの参加がある。

以下、終了後のアンケートから。「説得型行政から納得型行政への転換」という私の主張も響いたと思う。

  • まったく新しい手法の考え方に感銘
  • 最初は強く抵抗を感じましたが、実習をしてみると先生のおっしゃることがわかった。
  • どの段階でも住民ニースを深堀りしないのが日本の行革の欠点であり、国から県や市町村まで同じような行革大綱が並んでいるという指摘には肯かされた。日本の病は考える力の欠如であり上に言われたことをこなすばかりではダメというのもよくわかった。文章はごまかしがきくという視点は新鮮だった。
  • 目からうろこ。先生の本をじっくりと読んでみます。
  • ツイッターフェイスブックのお話にはとても納得しました。
  • インターネット社会についてもお話をうかがいたい。
  • 新鮮
  • 斬新な考え方を学び光栄
  • 頭の体操を含めて、目からうろこが落ちた思いです。
  • おっしゃる通り、行政文書は逃げ道だらけです。地方説明会では考えていたことと違う意見がでてもそのことは含んでいますと答えています。
  • 大変に共感しました。地元自治体でもこの考えを広めたい。
  • 目からウロコ状態。詳しく知りたいので本を読みます。
  • 文章はごまかしがきくというまさに自分がやってきたことを指摘されて驚きました。
  • 発想の転換
  • 住民の声に耳を貸しているつもりだが、実際はできていないかもしれない。
  • 目からウロコが落ちる思いで大変びっくりしました。
  • なかなか奥の深い、それで実戦的な内容だ。
  • やるべきことをひたすらこなしていた日から、一歩抜け出しより大きな視点で仕事に取り組んでいきたい
  • ぜひ職場で実施したい
  • 総合計画の策定に参考になった。
  • 住民説明会に使いたい
  • 仕事に利用できるツールを手にした気分です。
  • 先生のブログは以前から拝見していましたので、心待ちにしていました。
  • 市民協働が重要視されるなかで、ぜひとも取得しなければならない技術だと思う
  • 人物記念館の旅は、自分もマネしたい
  • 偉人館めぐり、楽しそうですね。私も巡ってみます。
  • 最後のHPの紹介が楽しかった
  • 市長の位置の話は、今まで実際に感じていた違和感の正体がわかったように思う。
  • 「考える職員」になれるように頑張っていきたい
  • 娘が来年受験ですので多摩大のホームページも見せてみようと思います。
  • 広報紙、HPなどでも活用していきたい。