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多摩大大学院の修士論文のテーマ一覧。多彩な実学の魅力。

「名言との対話」8月13日。池田勇人

  • 「山より大きな猪は出ない」
    • 池田勇人(1899−1965年)は1960年に安保改定を断行した岸信介首相の後を受けて政権を担い、1969年の東京オリンピクまで長い期間政権を担当した。安保改定による国内の対立という政治の季節を、「所得倍増論」で経済の季節にテーマを大転換した。事実、日本は池田の後継となった佐藤内閣の時代を含め、高度成長の黄金の60年代を迎えたのである。
    • 池田は自分が努力し、成長しつづけることによって、政権をとった後でも、みんなを求心的にひきつけ、つねに新しい刺激をあたえていった。
    • 「私心をなくして、薄氷を踏む思いでやって、なおかつたりない。そのたりないところは偉大なものにおぎなってもらうよりしかたがない」
    • 「統制は人の心を委縮させてしまう。国民の活力をあふれさせることによってのみ、国は栄えるのだ」
    • 「大衆というのは、一所懸命かどうかということをよく見ているものです」
    • 冒頭の言葉は池田の故郷の農夫たちのいいならわしだった。猪の迫力に驚いて狼狽するが、大局からみれば大したことがないことが多い。難局に対処するときのリーダーの心構えだ。天命を意識した、どっしりしたリーダー像が垣間見える。