超老人・外山滋比古先生91歳の生活リズム

91歳の誕生日を迎えた外山滋比古先生の文庫本を軽く読んだが、凄いことが書いてある。
新しいライフワークが浮かんできたというのだ。
この先生は知研で講演してもらったこともあるし、千葉の自治研修所のパーティでもお会いしたこともある。
またいくつかのベストセラーも読んでいる。

最後の「残照夢志」のページには以下の叙述がある。
誕生日には「うかうかしてはいられない。もっと大きな仕事をしなくてはいけない」と思った。
「本当に考えるとはどういうことか」「忘却の効用」をより深く新しく考究しよう。それらをライフワークにしよう。
「超老人の志」として、「新しい勉強」をしようと決心した。91歳で志を立てたたのだ。

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この超老人の一日の生活リズム(日課)は以下のようになっている。

4時半起床。5時46分の始発で茗荷谷駅から丸ノ内線で大手町に5時56分着。半蔵門線九段下駅に6時5分到着。定期を買っている。
北の丸公園に向かい、6時半からのラジオ体操を顔見知りと一緒に行う。
皇居の周りを回る。半蔵門三宅坂桜田門二重橋大手町駅へ。地下道の喫茶で一服しカプチーノを飲む。
地下鉄で座って帰宅。自宅到着は8時過ぎ。歩数は1万歩。
朝食のしたくをし、食べ終わると8時40分。後片付けをしてひと寝入り(また寝)。長くて1時間。あるいは新聞。全ページの見出しを見て、一つ本文を読む。
11時にまた寝から覚めて郵便物を処理し、自宅近くの図書館に向かう。図書館は書斎代わりで原稿書きを2時間。場所を変えるのがいい。
午後1時には家に戻る。昼食をつくって食べ終わると午後2時。
再び図書館に戻る。
午後5時に帰宅。雑事を済ます。
午後7時から夕食のしたく。
午後8時に食べ始め、8時半に片付け。午後9時には床につく。テレビは見ない。

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KLOUTスコアは現在54。
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 8月2日

命日

  • 加藤清正1611:普段から武士道の心がけを練っていなかったならば、いざという場合に潔く死ぬことはできにくいものだ。
  • アンデルセン1875:旅は私にとって、精神の若返りの泉だ。
  • グラハム・ベル1922:私は口がきけないひとが、もっと楽に口がきけるようになれたらどんなにいいだろうと思っている。それができたら、私は本当の意味で幸せになれたのだろう。
  • 赤塚不二夫2008:自分が最低だと思っていればいいのよ。一番劣ると思っていればいいの。そしたらね、みんなの言っていることがちゃんと頭に入ってくる。自分が偉いと思っていると、他人は何も言ってくれない。そしたらダメなんだよ。てめぇが一番バカになればいいの。
  • 古橋広之進2009:自分は800を泳ぐときは700、500を泳ぐときは1300と考えて全力で泳ぎます。

生誕

  • 成瀬仁蔵1858:聴くことを多くして、語ることを少なくし、行うことに力を注ぐべし。
  • 速水御舟1894:降りる勇気を持て。
  • 中野好夫1903:人間一期の大事に際して、案外頭のよさなどというものは役に立たぬ。人間大事の決断ということになれば、それははるかに知性以前のものである。
  • 中内功1922:82年をひとことで言うとだな、人に騙されるなということだ。