体調と精神の健康との関係---池波正太郎がゴルフをやっていれば、、、

群馬県に住む義理の兄夫婦が土日にわが家に滞在。


義姉は、日曜日は妻と泉ケ岳のふもとにある「やまぼうし」という温泉施設で、温泉と昼食を楽しんで、その後、東北福祉大学にある芹沢けい介美術館を観るという動き。


私たち男組はゴルフ。場所は車で5分の泉パークタウンゴルフクラブ。昨日の夜から今朝まですごい勢いの雨が降り、朝の時点では無理かなと諦めかかっていたが、決行する。

始まった9時50分頃は小雨だったが、すぐに雨があがって最終的には曇りから少し晴れてくるというように幸運だった。


私のゴルフの師匠である富田さんも加わり一緒に回った。富田さんも手首の負傷でこのところ9ヶ月間ほとんどできないでいたのだが、ギブスをはめたままで何とかプレーができた。この調子なら7月からは富田さんは戦線に完全復帰することになるだろう。


最終的には、私と義兄は同スコア(98)で何とか100を切り、師匠の富田さんは90を切るスコアが出るなど全員に収穫があった。

私は相変わらず力むクセはなかなか直らないが、テークバックを静かにゆっくりと引き、頂点で止めた後、息を吐きながら振り抜くと、真っ直ぐに飛び、距離が出るということを久しぶりに思いだした。

またパットは慎重に構えて、打ったあともそのまま粘ると少々の距離でも入る可能性があることがわかった。

この9ヶ月間やっていないので、コツをすっかり忘れてしまっている。


昨日、池波正太郎の「銀座日記」(昭和58年7月から64年3月まで「銀座百点」に連載したもの)を読んでいたら、原稿書きと食べ物の話と映画の試写会の話題がほとんどであり、常に体調がよくないという嘆きが語られている。

食べ物の話では「脂身のたっぷりついた黒豚のロース・カツレツ。これこそ、私の夏の活力源だ」と書いている。

その一方で「ともかく、小説書きの仕事と運動は両立しないから困る」とも書いている。「午後になって、少し足を鍛えようとおもい、地下鉄の駅まで行く。往復四十分。息が切れて、足が宙に浮いているようで、危なくて仕方がない」。

池波正太郎は確か67歳で没するのだが、その原因は運動不足にあると感じた。


この1年近く、ゴルフから遠ざかっていたら、原稿書きなど仕事をすることが自然に多くなって、精神的にはあまり快調ではなかったような気もする。やはり肉体と精神は大いに関係があるらしい。


今後は、運動の継続と自然との付き合い、そしてストレス解消を兼ねてもっとゴルフを楽しむ工夫をしていきたい。