「現代世界のつかまえ方---図解思考のすすめ」

k-hisatune2008-04-24

多摩大学の新機軸であるリレー講座の2回目は、「現代世界のつかまえ方--図解思考のすすめ」というテーマで私が担当した。社会人と今年の新入学生あわせて650人ほどに向けて1時間半の講義。
「第1回講義の復習」(寺島実郎さんの講義を一枚の図解にして解説)「自己表現力の欠如と教養の不足」「図メモのすすめ」「寺島実郎論--進化する思索者」「図解思考による知的進化論」「現代世界解析講座の全体像」「図解・世界の名著」「インターネット時代と図解思考」という流れだった。
学生は後方、社会人は前方の席なので、社会人の受講者の方々の反応がよく把握できて話しやすかった。講演後のアンケートをざっと読むとこの講座の受講者は一味違うという印象を持った。かなりの方が良かった点を述べた後、「ただし」という言葉を用いて質問や疑問を記してもらった。こういう受講者が多いのは珍しい体験だ。聞いていた通り多摩地区は知的レベルが高いようだ。それぞれ相当の経歴と自らの考えを持った方々であると感じた。
この講座は本にする予定で、終了後すぐに写真撮影をして、そのための会議と続く。そして4人の新任教員と学部長と私の話した内容を巡ってラウンジで話に花が咲く。
夕刻8時からは、新宿で宮城大学久恒ゼミの同窓会に出席。7人が集まってくれて実に愉しい時間を過ごした。(この件は別途書き込む予定)