天女の羽衣〜〜金沢の夜

羽田空港から金沢小松空港へ。出迎えていただいた久恒俊治さんと近況を語らいながら金沢へ。ホテルに江チェックインした後、本町の「みの香」という店で食事。昨年市内を案内していただいた奥様も一緒に話が弾む。

お二人は、加賀友禅の作家で、工房久恒を経営しており私も訪ねたことがある。同い年の俊治さんは名古屋出身だが、先祖は私と同じ大分県中津だ。今回わかったのは、お墓は同じ法蔵寺にあるということだ。名古屋の中庸おじさんらの共通の話題もあり、同じルーツである。どういう関係かは次第にわかってくるだろう。
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俊治夫妻は、加賀友禅の作家で、この伝統を新しい時代に適合すべく色々なチャレンジをしている。
その一つが、「天女の羽衣」だ。世界一薄い布地に友禅の絵が描かれている。触ると声がでるくらい柔らかい。そして気持ちがいい。まさに天女が纏った羽衣はこういうものだったろうと想像する。

金沢発のこの布地はすでにアルマーニなども採用しているそうだが、今回のプロジェクトは地元の期待が大きいそうだ。柔らかく、首に巻くと軽く、気持ちがいいので、流行るのではないだろうか。「私は天女」と宇宙から呼びかけた宇宙飛行士の向井千秋さんに着せると面白いのではないかというアイデアをだしておいた。

俊治さんは東京でも百貨店でイベントに出ているが、次回は二月に相模原の伊勢丹加賀友禅のピーアールをするとのこと。