朝の2時限目は多摩キャンパスでの講義。
今日のテーマは「怒涛の仕事量」。怒涛の仕事量が質の高い作品を促し、そこから傑作が生まれ、ついに生涯の代表作が誕生する。仕事量が少ない人はものにならない。
取り上げた人物は、太宰治・寺山修司・樋口一葉・与謝野晶子・中山晋平・古関裕而。
特に、彼らの遺した言葉を数多く紹介した。寺山修司、樋口一葉、与謝野晶子ら、文学の名人が発した言葉に共感する学生が多かった。
昼休みは、学内見回りの後、キャリアの柴田さんと4年生のゼミ生の就職関係の面談。
午後、出版社がみえて出版企画の相談。
既存の実績のある出版社が経営が悪化し、異業種の元気のある企業が買収し、新たに出版業に進出しようとしている。こういう例も増えている。
企画自体は持ってきたもらったものを膨らませて、こちらも楽しんでつくれるものに変えていくことになった。
16時から九段サテライトで、学長主宰の大学運営会議。
夜は、品川キャンパスで大学院の授業。出席者は10人ほど。
この授業を受けての変化などをまず語ってもらった。「箇条書きのある書類をみると違和感を感じる、職場で意見が通りやすくなった、取引先とスムーズにコミュニケーションがとれるようになった、TPPの図解が実務に役に立っている、、など。」
医療関係者の女性の韓国出張の話題も興味深かった。タイの洪水の実態は報道されているようなレベルではないようだ。水の中で立ったまま何かに寄りかかって寝る人、水の中で子供に母乳をやりがら生活する母親、、、。感染症の心配もあるがそれどころの状態ではないそうだ。
今日は、最近の新聞各社の社説を使った授業。
日経:22日「現場主導で働ける復興庁の設立を急げ」。23日「日本取引所を育て市場再生につなげよ」
朝日:21日「社会保障改革--優先順位をはっきりと、「NHKの明日--公共放送の姿論じよう」
読売:25日「派遣労働者保護 現実路線に舵切れば前進する」。24日「東証・大証統合 日本市場の復活へ戦略強化を」
以上の社説をそれぞれが一テーマづつ図解し発表してもらいながら議論をするというスタイルで進めたが、主張が明らかではないものが多く見られた。
全体の印象では、タイトルは勇ましいが、内容は新聞社の論説というより、解説、説明に過ぎないと受け止めた受講生が多かった。この部分は後ほど、受講生の感想をアップしする予定。